

・エルレの細美さんがやってる、MONOEYES(モノアイズ)ってどんなバンドなの?
・おすすめの曲は?
この記事はそんな疑問をお持ちの方の悩みを解決する記事となってます。
2018年5月、10年ぶりに復活したELLEGARDEN。
そのボーカル・細美武士が活動休止した直後に組んだバンド、the HIATUS。
参照:

2014年12月22日、the HIATUSは日本武道館でライブを行いました。
その後、the HIATUSの次のアルバムをより良いものにするために、細美武士はソロとして音源制作に入ります。
その時のサポートとして集まったのが現在のMONOEYESです。
この記事ではそんなMONOEYESの歴史や今までの作品を、おすすめの曲と共に紹介します。
記事を読み終えた後このバンドへの理解が深まってれば幸いです。
ライブハウスでみんなが楽しむために生まれたバンド、MONOEYES。
知ってる人も知らない人も、改めて最後までご一読ください。
MONOEYESとは?
日本のロック・バンド。
メンバーは、
- 細美武士(vo,g/the HIATUS、ELLEGARDEN、the LOW-ATUS)
- 戸高賢史(とだかまさふみ)(g/ART-SCHOOL、Ropes)
- スコット・マーフィー(b,cho/アリスター、スコット&リバース)
- 一瀬正和(いちせまさかず)(ds/ASPARAGUS)
の4名で構成。
バンド名はアニメ『機動戦士ガンダム』のモビルスーツの特徴、モノアイ(単眼)から。
当初は細美のソロとして始動。
2015年6月にデビューし、翌月に1stアルバム『A Mirage In The Sun』を発表。
全国ツアーを盛況のうちに終える。
2017年に2ndアルバム『Dim The Lights』をリリース。
細美武士以外のメンバーについて掘り下げてみる。
戸高賢史(g)
まずギターの戸高賢史。相性はトディ。
ART-SCHOOLが活動休止に入るタイミングで細美に声をかけられる。
ギターは自分も一応弾くので全部自分で録ることもできたんだけど、やっぱりLとR同じ音だとステレオで聴くには面白くないので、いい音色のギタリスト……ちょっと俺とカラーが違うギタリストがいてくれるといいと思っていて。
それで2人ぐらい一緒に音を出してみたいなって、ライヴを観て思ったギタリストがいて、まず最初にトディ(戸高賢史)に声をかけたんです。
そうしたら “じゃあ今から行きますよ”って家まで来て曲を聴いてくれて。
ART-SCHOOLが活動休止に入るタイミングだったこともあって、動けそうだと言ってくれたので、じゃあお願いしますと。
そのART-SCHOOL。
ボーカル・木下理樹の声が個性的なバンドである。
下手といえば下手だし、味わい深い歌といえばそうだと思う。
例えてみれば、フジファブリックの志村正彦のような。
ジャンルで言うとオルタナですね。
昔好きだったNUMBER GIRLを思い出しました。
現在は活動再開してるんで、ART-SCHOOLとMONOEYESは同時進行です。
追伸)トディはおしゃれです!
参照:

スコット・マーフィー(b,cho)
アメリカ人のスコット。
ソロ活動・スコリバとしても活動してるけど、スコットはなんといってもアリスター。
参照:

Scott(Murphy/Ba/Cho)はもともと、”いつか一緒に音を出そう”とELLEGARDENとALLISTERでツアーを回ったときから言っていたので。
レコーディングでベーシストに来てもらうんだったらScottしかいないなというのがあったから、去年(2014年)のうちにお願いしてました。
アメリカの家や車など財産を全て処分して日本に来たという逸話があるくらい、日本に縁のあるスコット。
MONOEYESの活動がないときもソロで弾き語りツアーなどを精力的に行ってます。
ツイッターに情報が載ってたので、リンク貼っておきます。
一瀬正和
一瀬もASPARAGUSというバンドを並行して行っている。
タイコについては、最終的には一瀬(正和)しか考えてなかったですね。
the HIATUSでも一緒にやってたからなのか、一瀬しか考えてなかったっていうのはすごいですね。
それだけお互いをわかり合ってるってことでしょうか。
聴いてもらえばわかるが、鳴らしてる音楽はパンクではない。
ジャンル分けするとしたらロックに分類されるのか?
こんなバンドが2018年のSATANIC CARNIVALに出演したのも興味深い。
とにかくMONOEYESの細美以外のメンバーでパンク畑出身はスコットしかいない。
これがMONOEYESの面白さでもある。
そもそも細美さんがやってたELLEGARDENを『パンクロック』と括るのも違うんでしょうね。
MONOEYESの歴代アルバム
今までE.P.を2枚、アルバムを2枚発表。
そのどれもがライブハウスがよく似合う楽曲ばかりである。
今回はE.P.は割愛します。
が、アルバムに収録されてない曲『When I Was A King』・『What I Left Today』も名曲です。
笑顔の細美パンクが帰ってきた!1st.『A Mirage In the Sun』
エルレガーデンが止まってから7年。
この作品を聴いて再びライブハウスに帰ってきた人も多いのではないだろうか。
(E.P.『My Instant Song』の発売から1ヶ月後にリリース)
かくいう俺がそうである。
the HIATUSで細美武士がやっていたことが難解すぎてついていけなかった。
だからこそこのアルバムを聴いた時に、細美さんらしいパンクサウンドが帰ってきたんだなあと思いましたね。
それは『My Instant Song』のMVが表してる。
うん、楽しそう。みんな笑顔。子供も笑顔。
MONOEYESはライヴハウスで馬鹿騒ぎするっていうのが前提だから。
他にも、『グラニート』『End of the Story』『明日公園で』『Remember Me』も笑顔がよく似合う曲。
このアルバムに収録されている曲の多くが、エルレ後の溜まってたストレスを発散してくれるような曲ばかりである。
難しいことを考えることなく自然と体が動く。
それってエルレガーデンが止まって以来久しく忘れてた感覚だった。
なんか、「細美さん、おかえり!」って言いたくなった、そんなアルバムです。
〈オススメ曲〉
- 『Like We’ve Never Lost』
- 『Run Run』
- 『グラニート』
スコットのシンプルさとの融合!2nd.『Dim The Lights』
底抜けの笑顔からさらに進化したのが2枚目、『Dim The Lights』だ。
先に発表した『Get Up』で、その明るい路線が継続するのかと思ったらそれとは少し違う強さを提示された。
それを感じたのが『Free Throw』だ。
前作は基本的には細美さんのソロアルバムという前提で作った作品。
そして今作はおそらくイニシアチブは細美さんが握りながらも、4人で作り上げてきた作品。
一言で明るい作品とはいえない音の重さと複雑さを感じた。
このMVもそうだ。
『My Instant Song』のカラッとした明るさとは違う。
暗いところから明るいところに出ていくような疾走感。
そしてサビ前の「gun of Jenny!」の後のジャンプ。
あー、最高ですね。大好きです。
この曲を「組曲」と評する細美武士自身の解説がありましたので参照しておきます。
参照:

そして、スコットがボーカルを取る3曲がいいアクセントになってるのは間違いないですね。
参照:

過去にこのアルバムのレビューを書いたけど、スコットの明るさとシンプルさが入ることによってこのアルバムは大衆的になっている。
the HIATUSをやってきてるからなのか、普通に作っても難解になってしまうのかもしれない。
今の細美さんは音楽家としてのレベルが上がりすぎちゃって、シンプルに作るのは難しくなってるのかも。
だからこそのMONOEYESであり、さらにはスコットの存在も必要不可欠なんだと思いました。
〈オススメ曲〉
- 『Free Throw』
- 『Two Little Fishes』
- 『3,2,1 Go』
MONOEYESも細美武士には無くてはならない存在に
今年はMONOEYESとしての作品はリリースされないかもしれない。
でもライブはたくさんやってくれるはずだ。
the HIATUSとは違うフットワークの軽さを持ったバンド、それがMONOEYESだし、MONOEYESを作った所以でもあると思うのだ。
2018年8月、ROTTENGRAFFTYのツアー・岡山公演が豪雨で中心になり、その代替公演のゲストに急遽MONOEYESが発表された。
こういうことなんだよね、きっと。
スケジュールが空いたらさっと集まって音を鳴らせる、しかもやってて底抜けに楽しいバンド。
2019年もMONOEYESはがんがん観れると思いますよ。
E.P.一枚くらい出してもらっても全然構いません!
リスナーも頭を切り替えてthe HIATUSとMONOEYESを聴けるといいですね。
今の細美武士を形成してるのはこの2バンドで間違いないんですから。
最後に、トディがファンに対するマナーをSNSで発信したことがあって。
これが自分的にはひどく納得してしまいましたので参照しておきます。
参照:
MONOEYESの戸高賢史さん、ライブでのマナーの問題提起により様々な意見が寄せられる
追伸)
今まで読んだインタビューの中でこのインタビューが一番好きでした。
WEB版はもう見れなくなってしまったので、気になる方はこちらからどうぞー。
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