9/18、岩手盛岡で行われる無料フェス、いしがきミュージックフェスティバルでクラウドファンディングが行われてる。
KEMURI “SKA BRAVO 無料ツアー” でもクラウドファンディングが行われてる。

クラウドファンディングとは?
最近よく聞く、このクラウドファンディングとはどういうことなのだろうか?
クラウドファンディング(英語: Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。ソーシャルファンディングとも呼ばれる。
引用:Wikipedia
簡単に言うと、一般の方から寄付を募ってその対価として特典を差し上げるということです。
今挙げた2つのイベントは、各ホームページに値段によって違う特典内容が載っている。
投資した人しか貰えないTシャツやラバーバンド・優先入場券などがあり、これは非常に良い試みだと思ってる。
なぜなら、アーティスト側に目に見える形でお金が行くし、お金を払う側もメリットがあるから。
お客さんからパトロンへ
趣旨に賛同したパトロンが主催者に投資をする。
パトロンは見返りとして主催者から特別なサービスを受ける。
理にかなった素晴らしいサービスだと思いませんか?
特にいいと思ったのはいしがきフェスへの投資。
これはフェスへの支援だけではなく震災の復興支援につながるってことなんです。
特にいしがきフェスは普段無料で絶対見れないような素晴らしいバンドが参加することで知られてる。(KEMURIのイベントも同様だと思いますが、スカに詳しくないので割愛)
阪神大震災の時に全国の人たちに支援してもらったこと、そのことへのお返しで始まったイベントカミングコウベ。
今年はHi-STANDARDがサプライズで出演したことでも話題になった日本最大級のチャリティーフェスである。

このイベントは崇高な理念と裏腹に、出演バンドの質・量ともに素晴らしいにも関わらず寄附が少ないことで知られている。

今年はハイスタが出たので寄付が例年よりも多かったのだが、ただ寄付で賄うということだけでは無料のイベントは限界が来ていることが立証されてる。
そこでこのクラウドファンディングだ。
ただの寄付ではなく自らパトロンになって投資をし、その見返りとしてサービスを受ける。
この手法を取り入れれば、数ある無料イベントは新しいステージに入れるのではないだろうか。
ただ寄付をする。でもそのお金の使われ方ってはっきり明確には提示されない。
それでは不景気の今なかなかお金は集まらない。
そもそも寄付という概念は、よほどのことがない限り続かない。
東日本大震災のときだって、翌年からは寄付金が集まらなくなっていった。
見返りを求めずにお金を払う。
それはよほどのお金持ちしかできないし、お金が有り余ってる人は大いにやってほしいと思う。
ただ一般の人を巻き込もうと思ったら、クラウドファンディングのような手法はとても有効なのではないだろうか。
いいバンドがたくさん出てるから寄付してください。
残念だが、それだけでお金が集まる時代はもう終わったのかもしれない。
無料イベントなのにクラウドファンディング?って声を聞いたことがある。
長く続けるためには仕方ないですよね。
年々寄付額は減っていくんですから。
お客さんではなくパトロンへ。
沢山お金を払った人間はそれ相応のサービスを受ける時代へ。
俺みたいにお金がない人間には少しさみしいんだけど、いいと思います。
ここに挙げたもの以外にも色々なプロジェクトがあるんで、興味がある人はこのサイトを覗いてみてください。

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