売れてほしいけど売れてほしくない。インディーズってそんなとこ。

売れてほしいけど売れてほしくない。インディーズってそんなとこ。

石井恵梨子さんって音楽ライターさんがいる。

この方、ピザオブデスのサイトで連載をお持ちで、とても素敵な文章書く方なんです。

Ken Yokoyamaのライブレポはもちろんのこと、最近ではマキシマム ザ ホルモンのレポが良かった。

http://realsound.jp/2017/05/post-12443.html

そんな石井さんがまた興味深い記事を書いてた。

詳しくはこのインタビューを読んでほしいんだけど、音楽との付き合い方って色んな方法があるんだなと思ったわけです。

 

多様性のあるインディーズ

ロストエイジはメジャーを経験してる。

だからこそ音楽業界のことをよくわかった上で自主レーベルを立ち上げて、さらにシンプルな音源の発売方法に行き着いてる。

7枚目のアルバム『In Dreams』はTHROAT RECORDSの実店舗とオンラインショップ、ライブ会場のみで販売中。
http://throatrecords.tumblr.com

凄くないですか、これって究極のDIYですよね。

先日dustboxについて記事を書いてみた。

【考察】dustboxから考える、サラリーマンとフリーの違い

メジャーを会社員、インディーズを自営業者に例えたのだが、このロストエイジの音源の販売方法はさらに一歩踏み込んでる。

いい意味で欲がない、いや無駄がないというのか。

音楽の力を信じてるって彼は言ってましたが、ここまで徹底してやるっていうのはなかなかできない。

インディーズの中にも色んな形があって、それはバンドのキャリアや年令、そしてどこに向かいたいかによっても変わる。

すべては食べていくために何にどこまで力をかけるか?ってことだと思うんです。

極端な話、他の仕事をしながらバンドを続けてもいいんです。

他のバンドと掛け持ちをする人も以前と比べて増えてるように思えるし、それに対して聴き手の我々も抵抗がなくなってる。

これも不景気の影響なんでしょうねー。

一般社会でも副業OKの会社が増えてきてるし、働き方に多様性が出てきてるのはいいことなんじゃないでしょうか。

収入を得ることに対しての考え方は人それぞれです。

休みなく仕事をして沢山の収入を得たい人もいれば、空いた時間を趣味に充てたいので程々の労働時間で程々の収入で構わない人もいる。

インディーズって面白いですよね。

音楽を生み出すって仕事は同じなのに、レーベルによって本当に色んなやり方があるんだなと思います。

 

インディーズの距離感が好き

CDやレコード全盛の時代と違って、今はダウンロードが主流になりつつある。

そのためなのかわからないけど、どんどん音楽にお金を払わなくなってきてる。

【NO MUSIC,NO LIFE】音源にお金を払う必要性とは?

無料で見れるYouTubeはその最たるものです。

2017年現在、音源にお金を払わないでライブやフェスなどの体験にお金を払う時代になっている。

定額配信サービスも含めて、音楽の単価が下がってますよね。

だからって音源を作る労力は今も昔も大きく変わってるわけではない。

ここの矛盾が常に付きまとう。

昔と比べて色々な音楽が気軽に聴けるので聴き手の我々は音楽に対して大事に聴かなくなってきている。

その一つ一つを真面目に聴かなくなってきてる。

だからこそ配信をやらないインディーズの音楽って、自分は心に残ったりするんです。

自分が払ったお金が、バンドの力になってるような、後押しできてるような気になるんです。

だからこそ、好きなバンドがメジャーに行ってしまったときに喪失感があるんですけどね。

売れてほしいような、売れてほしくないような。

いつまでも寄り添っていれる距離感、それがインディーズの良さであるのかなと思います。

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