【BRAHMAN】ではなく、【OAU】でしか表現できない「愛」

ライブレポ
デミさん
デミさん

パンク大好きデミさんです。

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プロフィール:デミさんはこんな人

 

2019年12月6日(木)、東京国際フォーラムホールCで行われたOAUのライブに行ってきた。

 

今までフェスの野外ステージで観たことがあった彼らのライブ。

 

この日はワンマン、そしてツアーファイナルという高揚感もあったのだろうか、とても心が温かくなる素晴らしいライブだった。

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BRAHMANではなくてOAUでなければならないもの

OAUのライブは同じメンバーがやってるBRAHMANとは単純には比べられない。

 

ジャンルで分けるならばアコースティック(マーティンは「フォーク・ロック」と称していたが)とハードコアだ。

 

この比較が正しいか正しくないかは分からないが、この2つはのジャンルは対極にあるものだ。

 

この日のライブ中、初めてOAUを観た人が挙手する場面があったが、結構な人数が手を挙げてた。

 

「ああ、普段ライブハウスに来ない人もこの日はいたんだろうなあ。それもこれもキャパ1500人という舞台がそうさせたのだろうなあ」なんて思ったりした。

 

さて、全く別物かと思われるこの2つのバンドには、実は共通してる部分がある。

 

それは「」だ。

震災後の彼らの思いや活動を辿ってみると、根底にあるのは絶対的な弱者への「」だ。

 

しかもその考え方は、「困ってる人がいたら手を差し伸べるのは当たり前」という実にシンプルな思考に支えられている。

 

そしてOAUはそこからさらに踏み込んでる。

もっと身近な、家族や肉親への愛情が色濃く出てるように思えるのだ。

 

そう、この日披露された『I Love You』のような。

 

BRAHMANのライブは「自分が生きている」という実感を抱く。

 

しかしOAUのライブはそれ以上に、「自分が誰かのために『もっと生きたい』」という思いを実感できるものであった。

 

それは彼らがオーガナイズしてるNew Acoustic Campというフェスが大いに関係しているのであろう。

 

このフェスは近年すごく人気のフェスではあるが、TOSHI-LOWはこれ以上広げるつもりはないという。(「規模をデカくして変な奴が増えるのが嫌だ」という理由もまた彼らしい)

 

このフェスのコンセプトは「わらう、うたう、たべる、ねっころがる」。

 

この考え方の根底にあるのはきっと身近な人の存在であろう。

 

TOSHI-LOWが以前インタビューでこう言っていた。

別に、「子供に優しくしよう」っていう気持ちではなくて。もっと単純で、子供たちの前で下劣なマナー違反する? 子供たちの前で我を忘れて罵り合う? そんなことしないほうがいいってわかるよね。じゃあ、それと同じ気持ちを持って大人同士も接すればいいんじゃない? っていう考え方なんだよ。

参照:OAU・TOSHI-LOWが自由を掴むまで。バンドで旅した人生の証

 

子供の時のシンプルな考え方や行動を、我々はいつ失ってしまうのだろう。

 

その小さなストレスの積み重ねで今の世の中は成り立ってる。

 

そしていつしかほとんどの大人は、我慢しなければ生きていけなくなってる。

 

しかし、音楽を聴いてる時にはそんなつまらないことは忘れられる。

 

だから人は好きな音楽を聴いたりライブハウスやフェスに行って涙するのだ。

 

「迷った時には自分が子供だったらどう考えるか、そこに立ち返ればいい」

 

そんなシンプルな思考に憧れを抱きながら、結局出来ずにまた日々日常を生きるのだ。

 

あなたの生活がより良くなりますように」(『A Better Life』)から始まり、「いってらっしゃい」(『帰り道』)で終わったこの日のOAUのライブ。

 

自分のために頑張るのもまた一つ。他者のために頑張るのもまた一つ。

 

でも自分ひとり頑張っていてもずーっと頑張り続けるのは難しい。

 

だってどんな人間だって、この社会では一人では生きられないから。

 

自分ではそう思ってなくても、きっとどこかで誰かに助けられて生活しているのだ。

 

助けられている、そのことを実感する機会というのは多くないかもしれない。

 

でも、人は必ず誰かに必ず助けられている。そして、同じように自分もきっと他者を助けてる。

 

SNSやネット社会は分断が加速してるけど、自分が生きてる現実社会はそうであってほしくない。

 

みんなが少しづつ、身近な人にだけでもみんなが優しくなれば、生きづらいこの世の中も変わっていくのかなあ。

 

ライブが終わったあと、無性に家族に会いたくなった。

 

そんなライブは生まれて初めてだった。

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