【MONOEYES】「Far East Union」で細美武士が目指してるものとは?

ライブレポ
デミさん
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パンク大好きデミさんです。

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プロフィール:デミさんはこんな人

 

2019年11月13日(火)、MONOEYES主催のイベント「Far East Union Vol.4」に行ってきた。

開催日直前になると「チケットお譲りします」が多発する現状を鑑みると、日本台湾・韓国3バンドによるこのサーキットイベントは、そこまでチケット入手困難なチケットではないのだろう。

まあ政治的な匂いに敏感な人は敬遠するだろうし、その後にMONOEYESはリリースツアーも控えてるので、まあそういう立ち位置なんだろう。

 

しかし、喜ばしいことに「(4回目の)今回が一番チケットが売れた」と細美武士が話していたように、このイベントははっきり言って政治的なイベントではない。

単なる、「アジアの隣国に友達のかっこいいバンドがいるから紹介するね」的なものである。

4回目ということもありそういうライトな雰囲気が浸透してきたのか、それともファンの意識が変わってきたのかは初めて参加した俺にはよくわからない。

でも、とてもいいイベントだったように思えたのだ。

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Far East Union Vol.4 Fire EX・THORNAPPLE

まず、台湾Fire EX.。

「fire ex」の画像検索結果

彼らは細美武士TOSHI-LOWともコラボ曲を作ってるからそういう意味では日本での認知度は高い。

このイベントにも毎回出てるし、国内で行われてるフェス(SUMMER SONICPUNK SPRINGPOWER STOCK inMIYAKOなど)にも何度も出演してるのでおなじみのバンドとも言えよう。

でもきっとそれだけじゃない。

また、彼らが台湾全土で知らぬ者がいないほどの知名度に押し上げるきっかけとなった2014年の3.18に発生した太陽花學運(ひまわり学生運動)。学生らからの依頼で製作された曲『島嶼天光この島の夜明け)』は台湾を想う曲として瞬く間に学生のアンセムソングとなった。そしてこの曲は、2015年台湾のグラミー賞と称される「金曲獎(金曲賞)」にて最佳年度歌曲(最優秀歌曲賞)に輝き、インディーズのパンクバンドとしては異例の快挙を成し遂げる。

参照:Fire EX. (滅火器)(ファイヤー イーエックス)プロフィール

 

この曲をデモが続いてる香港に向けて彼らが演奏した時、スマホのライトをかざしてた人がたくさんいた。(前説で細美武士の説明があったからということもあるけど)

 

そして韓国THORNAPPLE

「THORNAPPLE 韓国 バンド」の画像検索結果

俺が知ってるバンドだときのこ帝国みたいなオルタナティブなバンドだったけど、彼らのような音楽を普段聴かないであろうお客さんもじっと耳を傾けていた。

そこに「彼らを通して隣国を理解する」というほどおこがましいものはなく、ただただ自然に初見の外国バンドを観てるような、そんな感覚に思えた。

きっとそれでいいんだろうし、それが主催してる細美武士の思いかなあと思いました。

 

Far East Union Vol.4 MONOEYES

Far East Union Vol.4 MONOEYES セトリ

前説 TOSHI-LOW

  1. Cold Reaction
  2. Run Run
  3. Like We’ve Never Lost
  4. Free Throw
  5. Interstate 46
  6. Get Up
  7. Roxette
  8. Somewhere On Fullerton(Allisterカバー)
  9. When I Was a King
  10. 明日公園で
  11. My Instant Song
  12. Border&Walls

アンコール

  1. Two Little Fishes(w.TOSHI-LOW)
  2. グラニート

Far East Union Vol.4 MONOEYES 感想

前説をしたTOSHI-LOWの前説から始まったMONOEYESのライブ、すごく良かったですね。

俺はモッシュピット近くにいたんだけど、周りを見てもフロアはお客さんの笑顔で溢れてました。

もう、ただただ楽しかった。

余計なことを考えないで、ただただ音に身を任せ、音に体を預け、音に合わせて歌詞を口ずさんだ。

そこには年齢も性別も国籍も全く関係なく、沢山の笑顔が集まってた。

 

the HIATUSの「ストイックさ」、ELLEGARDENの「カリスマ性」、そしてMONOEYESの「親しみやすさ」。

そのどれもが細美武士を形作る要素で。でも、MONOEYESはぱっと集まって演奏できるバンドとしての「フットワークの軽さ」があって、それをまた意図して結成して。

「自分が楽しくないと周りも楽しくない」そう言わんばかり細美武士の笑顔はたまんなかったですね。

この空間こそが現実であり嘘がない場所だ。だからこそ笑顔に溢れたライブハウスを細美武士は大事にしてる。

なんて文章にまとめるとすごく陳腐になっちゃうんだけど、そんなことをいっつも思うんですよね、細美武士を観るたびに。

 

俺は細美武士のバンドだけでなくて他のバンドのライブにも行く。

他のバンドもそれぞれいいところがあって、それぞれがみんなライブハウスを大事にしてるバンドばかりだ。

でも、細美武士にはその思いの強さ、スケールの大きさを感じるのだ。

それが人間的な器の大きさなのか、それはよくわからない。

 

音源の良さとそれを作ってる人間性は関係ない。

基本的にはそうだ。

バンドマンなんて世間に受け入れられない夢追い人のはみ出し者だと思ってる。(だからこそ魅力的なのだが)

みんな最初は、その音源の良さからそのバンドを好きになる。

 

でも、作ってる音楽がどれもこれも素晴らしくて、それを作ってる人間が決して嘘をつかない誠実な人間で、なおかつ弱者に寄り添う心の優しさを持ってるとしたら…人は好きにならずにはいられない。

俺が知ってるカリスマと言われる人間はみんなそうだと思う。

 

完璧な人間は一人もいない。人は過ちを犯すものだし、カリスマだって欠点はあるよ、きっと。

だからカリスマが何かやらかしたら深く傷つくんですよね、勝手に。彼らも俺たちと同じ人間なのに。

必要以上に感情移入しないで音楽だけ聴いてれば傷つかないのにね。

 

でも、細美武士が作る音楽やそれを表現するライブを観ちゃうと…その先を求めてしまうんだよね。

この日演奏された『Interstate 46』。そこに出てくる歌詞じゃないけど、日本だけでなく異国の人ともみんなが仲良くできる「Utopia(理想的な社会)」を一緒に目指したくなるんですよね。

細美武士を追いかけてると、不思議とそれが実現可能な気がしてくるんです。


Interstate 46 E.P.

 

口にすると気持ち悪い言葉でも、文字にすると…さらに気持ち悪いですね(笑)

でも、細美武士に出会えてよかったなと、ライブに行くたびに思います。

その思いに嘘はないです、今も、そしてこれからもきっと。

とりあえずVol.10を目指してるそうなので、気になる方は敬遠せずに参加することをおすすめしますー!

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