
2019年10月、日本列島を襲った台風19号の猛威。
10月16日現在、74人死亡・52河川で決壊・全容は未だ不明という状態である。
参照:
甚大な被害 台風19号 74人死亡 52河川で決壊 全容は不明
災害ボランティアという大きな壁
今回の台風はかなり大きなものであると事前にアナウンスされており、早めの避難をしていた人も多かったはずだ。
それでもこの被害である。
亡くなられた方のご冥福を祈るとともに、被害に遭われた地域の早期の復旧を願わんばかりである。
地球温暖化の影響であろうか、近年は台風や水害の被害も深刻さを増してきている。
そしてそれは今後も続くであろう。
そして、そのような被害が起こるたびに思うのだ、いったい自分には何が出来るのかと。
出来ることを出来る人が出来るだけ。
復興支援のあり方は多岐に渡っており、人それぞれやれることは違うであろう。
簡単なものは募金だ。
Yahoo!ネット募金・楽天クラッチ募金・LINE…これ以外にもふるさと納税などありとあらゆる募金の形態がある。
参照:

ここまではみんな多分出来る。
手軽に出来るのですでにやってる人も多いはずだ。
でも、被災した地域で圧倒的に足りないのはマンパワー、つまり、災害ボランティアだ。
住宅に流れ込んだ土砂の撤去や災害ゴミの搬出など、人の手を借りないと進まないことはたくさんあるはずだ。
しかし、災害ボランティアへの参加のハードルは高い。
まずボランティア保険に加入し、被災地域の社協(社会福祉協議会)のHPを見て最新状況を把握する。
ボランティアに行くための服装や装備の準備もする。
それらをクリアしてようやく災害ボランティアの入り口に立てる。
仕事を休んで被災地に駆けつける人も中にはいると思うが、普通の人はなかなか難しい。
仕事が休みの日に時間を見つけて参加することになるだろう。
家族がいる人は家族の了解も得なければならない。
日々忙しく仕事をこなしてる人が、家族や友人との予定を後回しにして、貴重な休みをボランティア活動に捧げる。
やはりなかなか出来ることではない。
やったことのない、俺みたいな人間はそう思う。
だから募金だけで済ませている人を非難するつもりはない。
出来ることをやればいいと思う。
でも、その高い壁をどう取っ払えばいいかわからない人もたくさんいると思うのだ。
だから言い方は悪いけど、お金を払ってやった気になろうとする。
だって自分はやれることをやったから、ってなる。
でも、募金だけしてる人はきっと当事者意識は薄い。
見て見ぬふりをするのは心苦しいからせめて募金だけでも、と思うのが人間だ。
被災地に支援物資を送ることができれば次のステップに移ったと言えるだろうか。
必要なものを必要な場所に、送料をこちらが負担して送り届ける。
これもなかなか出来ることではないのだが。
「被災地に寄り添う」とはどういう意味だろう
災害ボランティア>物資の支援>募金
災害ボランティアまでたどり着ける人はなかなか少ない。
でも一番求められてるのは、きっとその災害ボランティアだ。
でも一番ハードルが高いのも災害ボランティアだ。
きっと行ける人は何度も行くし、行けない人はずっと行けない。
それが災害ボランティアなような気がするのだ。
自分が被災して、助けてもらった経験がある人は行けるのかもしれない。
でも、殆どの人は災害ボランティアは高いハードルだと思う。
迷ってる暇があったら行ってこい、そう思う人はいるはずだ。
しかしそんな簡単に行ける人ばかりではない。
行けない人のほうが多い。
何が言いたいのかわからなくなってきた。
「被災地に寄り添う」
よく言われる言葉だけど、それってどういう意味なんだろう。
リツイートするだけで何かやった気になってる俺は、時折自己嫌悪にさいなまれる。
災害ボランティアに行けばその思いは晴れるのだろうか。
行ったことのない俺にはそれがわからない。
困ってる人を助けるのは当たり前。
でも、その助け方で受け取る心の充実は大きく違う。
その積み重ねが次の災害に備えのような気がするのだ。
当事者意識をどれほど持つのか。
普段から備えがあれば、物資を買い占めなんかしないですよね。
幡ヶ谷再生大学、茨城・水戸のボランティア募集を始めてます。
参照:
2019年10月16日(水)・19日(土)・20日(日) 令和元年台風19号・茨城水戸募集 第1〜3回募集(無料・無償)
いつか必ず行きます。
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