
今回はJESSE(The BONEZ・RIZE)について。
2019年10月9日、大麻・コカイン所持の疑いで逮捕されたJESSE(The BONEZ・RIZE)の初公判が行われた。
やる前に想像できてもやってしまうのが人間
自宅で大麻を所持したとして大麻取締法違反罪などに問われたロックバンド「RIZE」のJESSEこと、マック・ファーデン・ジェシー・ソラト被告(39)の初公判が8日、東京地裁で開かれた。ジェシー被告は起訴内容を認め、涙ながらに家族やメンバーに謝罪。検察側は懲役2年を求刑し、即日結審した。判決は29日。
ジェシー被告は世界的ギタリストのChar(64)の長男。17歳の時、母国の米国で腰痛緩和のために初めて大麻を使ったと説明。日本では08年ごろから使用を始めた。7月19日の逮捕時に所持していた大麻は、同7日の音楽イベントで外国人に無償譲渡されたものだと主張。(京都大作戦の翌日…)検察側からは、過去にフジロックフェスティバルでも他人からもらったことがあると指摘された。バンドは活動休止中だが「一日でも早く復帰したい」と望んだ。
参照:
大麻所持などの罪で起訴されたギタリスト・Charさんの息子でミュージシャンのJESSE被告(39)の初公判があり、被告は起訴内容を認めました。
JESSEことマック・ファーデン・ジェシー・ソラト被告は7月、東京・品川区の自宅で大麻約2.4グラムを所持したほか、コカインも持っていた罪に問われています。8日の初公判でジェシー被告は起訴内容を認め、「多大なる迷惑、心配を掛けた皆様におわび申し上げます」と謝罪しました。検察側は「20年ほど前から大麻を使用していた」などと指摘し、懲役2年を求刑しました。一方、弁護側は「大麻は腰のヘルニアの痛みを和らげるために使用した」「二度と違法薬物を使わないと決意し、深く反省している」と述べ、執行猶予付きの判決を求めました。判決は29日に言い渡されます。
参照:
自宅で大麻を所持したとして大麻取締法違反罪などに問われたロックバンド「RIZE」のJESSEこと、マック・ファーデン・ジェシー・ソラト被告(39)の初公判が8日、東京地裁で開かれた。ジェシー被告は起訴内容を認め、涙ながらに家族やメンバーに謝罪。検察側は懲役2年を求刑し、即日結審した。判決は29日。
黒いスーツに、もみあげまでつながる髭。世界的ギタリスト、Char(64)の長男としても知られるジェシー被告は、小林謙介裁判長に職業を聞かれ「ミュージシャンです」と答えた。
初めて大麻を使ったのは母国の米国で17歳の時。持病の腰痛緩和のためだったといい、日本では08年ごろから使用を始めた。7月19日の逮捕時に所持していた大麻は、同7日の音楽イベントで外国人に無償譲渡されたものだと主張。検察側からは、過去にフジロックフェスティバルでも他人からもらったことがあると指摘された。
被告人質問では「僕が逮捕されて娘が学校でいじめられていないか、バンドメンバーは大丈夫か心配だった」と声を震わせた。RIZEはバンドメンバーのKenKenこと金子賢輔被告(33)も同罪で逮捕、起訴され活動休止中。「1日でも早く復帰したい」と望んだ。
芸能人の薬物事件が相次ぐ中で「自分は大丈夫だろうと思った。認識が甘かった」とうなだれた。退廷時には傍聴した男性ファンに「ジェシー、愛してるぞ」と激励され、振り向いて視線を送った。
参照:
報道で気になったところにアンダーラインを引いてみました。
「17歳の時に腰痛緩和のために大麻を初めて使用した」
これは治療のために大麻を使うという、いわゆる医療大麻としての側面を有しています。
これに関しては以前から、「医療大麻を解禁すべきだ」という声が上がっているのを耳にしたことがあります。
でも、これに関しては説得力の欠ける事件が相次いでいるのでどうなんだろう?というのが俺の意見。
大麻吸わなくても腰痛の治療はできるのでは?と思うからです。
医療用大麻の解禁を訴えてた女優さんもその後逮捕されたりしてます。
「大麻を所持して使用して、自分でそれを確信したから解禁を訴えてるんでしょ?現法律では違法なのに」と思ってしまいますけど。
参照:
高樹沙耶の主張に医師らツッコミ 「医療大麻」の解禁「必要ない」
この国では大麻は、「所持」は違法だが「使用」は処罰されない。
参照:
大麻取締法について「所持」は違法なのに「使用」はなぜ処罰されないのか
ただ、吸わないのに所持するってどういう状況?とも思いますけど…。
話が脱線しました。
もう一つ気になったのはやはり「子供やバンドメンバーが心配だった」という点です。
こういう事件の時に必ず思うのが、やる前に想像できるだろ!ということです。
人に迷惑をかけてない、そういう人もいる。
でも結局こうなると、迷惑を被ってるのはライブが観れないファンや関係者だと思うのだ。
人は感覚が麻痺してくると、「自分は大丈夫だろう」と思ってしまう。
権力を持つ人間がそれを行使することに慣れてしまうように、きっと人間なんて脆くて愚かな生き物なんでしょうね。
結局、赦すってことだ(BRAHMAN)
前にさらっとコラムで触れたけど、法を犯してる人間が作った音楽に魅力を感じるかどうか、だと俺は思う。

俺はそこに関しては納得いってない。
大麻をやりながら作った曲に信用は置けない、それがいくらかっこよくても。
当初はそう思ってた。
だからあの日以来、The BONEZの曲を全く聴いてこなかった。
ただ、同時に思うのだ。
それを許す社会でなければいけないと。
それこそBRAHMANの『不倶戴天』のように、だ。
参照:
久しぶりに『Thread&Needle』を聴いてみた。
そしたら聴いてて涙出てきちゃったんですよね、なんかわかんないんですけど。
むっちゃくちゃかっこいいんですよ、やっぱり。
7月に逮捕されて約3か月。
俺も当初はすごくむかついた。
すぐに「復帰待ってます」とは言えなかった。
しかし、時が経てば気持ちは変わる。
ずーっと怒り続けるのも疲れるのだ。
初犯ということもあり、JESSEも、そしてkenkenも執行猶予付きの判決が出ることが予想される。
再犯の可能性はもちろんゼロではない。
薬物の常習性はやった人にしかわからないが相当だと聞く。
色んな考えの人が今もいると思う。
「ぜってえ許さねえ!」そう思ってる人もきっといる。
ファンを辞めちゃった人もいるかもしれない。
でも俺は今、JESSEを信じようとしてる。
大麻を使用しなくても、コカインを使用しなくても、The BONEZの曲はかっこいいことを証明してほしい。
そんな気持ちになってます。
メンバーと、何かしらの復帰への話し合いは始まってるはずだ。
マイナスからスタートして、一歩一歩階段を上っていってほしい。
俺はそれを見届けたいと思います。
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