
2019年11月18日(月)、Dragon Ashのサポートメンバー、KenKen(金子賢輔)のバンドサポート終了が発表された。
うーん、色々と思ったことがあるので書いてみようと思う。
KenKenもDragon Ashもファンを傷つけた
まず、Dragon Ashの発表から。
日頃からDragon Ashを応援してくださっているファンの皆様、様々な面からサポートをしてくださっている関係者の皆様へ。
Dragon Ashの今後の活動におきまして、KenKenと別々の道を歩むことに決めました。
2011年、バンドのオリジナルメンバーであるIKUZONE(Bass)の急逝というバンド最大の危機をKenKenは救ってくれました。
以降、ライブだけではなくレコーディングやプロモーションにいたるまで、サポートメンバーの枠を超え、活動を共にしてまいりました。しかし、この度の事態を受け、KenKen本人から、今後のバンド活動において袂を分かちたいとの申し出がありました。
全てを裏切ることになる、この度の様な事態は絶対にあってはならないことです。
メンバーそれぞれに様々な思いもありましたが、Dragon Ashと、Dragon Ashを応援してくださる
ファンそして関係者の皆様を第一に考え、この様な結論に至りました。Dragon Ashはこれからも、皆様に誠心誠意、音楽を届け続ける所存です。
最後に、KenKenには8年間の活動を支えてくれたことにあらためて感謝するとともに、今後、完全な更生を果たされ、本人の望む方向に復帰されることをお祈りしています。
2019年11月18日
Dragon Ashメンバー 一同
株式会社イノベーター
そして、KenKen。
まず、ご報告が大変遅れてしまったことをお詫びいたします。
今回、私のせいで、多くの方々、そして何より大好きなバンドメンバー、関係各位に多大なるご迷惑をかけてしまいました。保釈後にメンバーにお詫びと今後の活動についての話し合いの機会を頂き、その場で、これ以上バンド及びメンバーに迷惑をかけることはできないので、サポートを終了させていただきたい旨申し入れをしました。サポート終了のご報告の発表については、極力バンドに迷惑をかけないように両者で協議の上で決めさせていただき本日発表させていただくことになりました。
他にも様々なバンドと並行して活動していましたが、Dragon Ashでの時間はとても貴重で、素晴らしい時間を過ごさせていただいたと深く感謝し、改めて反省しております。サポートには全力を尽くさせていただいたと思っています。
8年間、本当にありがとうございました。
今後のバンド活動、新たな活動等次のことに向かって進んでいかなくては、「今」自分にできることを頑張らなくてはと思っておりました。その日々が続く中、私の行動に、良い印象を持たれなかった方もいると思います。それに対しても、申し訳なく思っております。
そして、時間をかけながらでも、これからも、「今」できることを全力で取り組んで行きたいと思っております。
最後になりましたが、私が言える立場ではないことは十分に承知していますが、Dragon Ashが今後も素晴らしい音楽を紡ぎ出していってくれることを心から願っています。
改めまして、今まで本当にありがとうございました。
2019年11月18日 KenKen
これを読んで皆さんはどう思っただろうか?
俺は…こうなることはなんとなく覚悟してた。
2019年10月30日のKenKenの初公判の翌日、佐藤タイジのサポートにKenKenが発表された。
愕然。
全く聞いてないし、俺らの事なんてどうでもいいのか。— 櫻井誠 (@dragonash_saku) October 31, 2019
もしこの時点で話し合いが持たれていたとしたら、桜井誠はこの発言をしていない、おそらく。
DJ BOTSは美味しくないお菓子を口にぶっこまれてない、おそらく。
何よりこの投稿を両者とも、今でも削除していない。このことが全てではないのだろうか。
結局、KenKen出演は取り消された。
「My Hero Tour」
kenken出演に関しての佐藤タイジからの謝罪 pic.twitter.com/6e5jrSck8G— 佐藤タイジ プロジェクト (@_theatrebrook_) November 1, 2019
この経緯がなければ、KenKenはDragon Ashのサポートメンバーとして復帰することは可能だったのか?それはわからない。
だが、メンバーとKenKenの間に溝が生じたことは間違いない。
たかが薬物で度重なる謝罪は本当に必要なのか、そう思ってる人もいる。
KenKenの類まれな才能を発揮する機会が失われることを嘆く人がいる。
だが、違法薬物と知りながらそれに手を染めた結果の逮捕は、ファンとメンバーには確実に迷惑をかけている。
いや、迷惑という表現があまり良くないのかもしれない。
ライブができなくなる、という実害・損害をもたらした。
結果、The BONEZのT$UYO$HIが代わりに弾くことになったのだが、俺はそのことを美談にしていいのかとも思う。
だって、そもそもKenKenやJESSEが捕まらなければそんなこともなかったんだから。
だから、KenKenが今後もDragon Ashをサポートしたかったのにサポート終了になったとしたら、それは自業自得だ。
ただKenKenはどう思ってたのか、それはわからないのだ。
逆にもうサポートしないと最初から思っていたとしたら、それは決まっていた規定事項だったのだ。
その結果誰が一番悲しい思いをしたのか?
KenKenの復帰を熱望していたDragon Ashのファンだ。
公判翌日、復帰云々で一悶着あった後でのこの結果、俺は大罪だと思っている。
余計なことをしてしまったと思う。
だからこそ両者の今後に期待したいし、悲しんだファンのために挽回してほしいと思ってる。
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