【細美武士】アルバムタイトル『Our Secret Spot』に秘めた思いとは?

細美武士『Hedgehog Diaries』
デミさん
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パンク大好きデミさんです。

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プロフィール:デミさんはこんな人

2019年7月31日放送、細美武士のラジオ『Hedgehog Diaries』は収録でした。

 

アルバムの話からレコード会社のA&Rの話など、今回も色んな話をしてくれました。

 

それでは今回も長いですが、どうぞ。

 

ネットラジオはこちらから:

BAY FM Hedgehog Diaries

 

2019年8月8日、昼1200までの期間限定公開です。

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OP

こんばんは、bay fmHedgehog Diaries細美武士です。

 

今週は収録でお送りします。

収録してる現在は先週の生放送終了後、日付変わって7月25日木曜日の午前1時37分を回ったところで収録を開始しています。

 

えっとね、今回収録の理由はですね、放送になっている今日と明日、7月31日と8月1日はthe HIATUSの久しぶりのニューアルバムのリリースツアー、『Our Secret Spot Tour』のZepp Tokyo公演2DAYSの初日を終えて、「明日もライブがあるから今日は飲まないで帰ろう」って言ってる頃じゃないかなと思います、はい。

 

細美武士 TOSHI-LOWのことを書いた曲の話

さて、まずはメールを一通紹介しましょう。

ナミから頂きました。

こんばんは、ナミです。

ハイエイタス6枚目のアルバム発売、おめでとうございます。

 

昨日の仕事帰りにフラゲして、YouTubeの生放送も4時間楽しんで、今日も一日ずっと聞いてきて幸せな時間を過ごしています。

 

細美さんに質問なのですが、今回のアルバムでは『Unhurt』やMONOEYESの『Just A Little More Time』『Two Little Fishes』みたいに、TOSHI-LOWさんのことを歌詞にした曲はありますか?

 

ツアーもフェスも楽しみにしています。

関東は蒸し暑い日々が続いてるようなので、お体ご自愛ください。

と頂きました。

はい、もちろんありますよ。

もうね、これはじっくりみんな歌詞カードを読んでもらえれば、「あ、絶対コレだ」ってわかると思います。

 

全曲解説でこの曲が登場した時に正解を言うね、はい。

 

1曲目 Two Door Cinema Club『Dirty Air』

ということで、今日の一曲目はこれを聴いてください。

新譜出てました。

Two Door Cinema Clubで『Dirty Air』。

Two Door Cinema Club – Dirty Air (Official Video)


FALSE ALARM

 

細美武士 この10年は楽しいことばかり覚えてる

さー、メールじゃんじゃん紹介していきましょう。

ミヨから頂きました。

細美さんこんばんは、ミヨです。

まずはハイエイタス10周年&CD発売おめでとうございます。

 

フェスでハイエイタスが始まった時には後ろにいたんですが、2曲目からなんかふわ~っと前の方に引き込まれ、演奏と声に感動して呆然としました。

 

それからライブに行くようになり10年。

 

あっという間と言えばそうなんですが、振り返ると色んなことがあり長いとも思います。

 

細美さんはこの10年早かったですか?長く感じましたか?

 

では来週のツアー楽しみにしてます。

盛り上がりましょう。

と頂きました。ありがとう。

うーん、すげえあっという間な気も、するんだけど、やっぱりこう、色々時系列に沿って振り返ってみると、ものすごいたくさんいい思い出があって

 

うーん、10年ってやっぱりあっという間でもあるけど、すごい、こう、しっかりとした時間の流れがあるんだな、とは思ってるんですよね、最近。

 

俺はね、やっぱね、俺は根が暗いと思ってたんだけど、実はけっこう楽天家なんだなって最近思うのは、みんなそうなんだと思うんだけど、なんか基本的には楽しかったことばっかり覚えてるんだよね。

 

で、辛かったことを思い出そうと思えば思い出せるんだけど、もちろん。

 

でもまあ日頃は、基本的に楽しかったことばっか覚えてるから、人間って都合良く出来てんなって思っております、はい。

 

細美武士 1stアルバム完成後泣いた話

もう一通いきましょう。

メガネアイコから頂きました。

おばんです。

アルバム発売、そしてハイエイタスの10周年、おめでとうございます。

 

あれから10年も経ったとは、長いような短いような。

 

当時今まで生きてきた中で一番辛い時期だったのですが、エルレが止まって、ハイエイタスで再び動き出すまでの細美さんの姿を励みに過ごしていました。

 

怖そうなのに前だけ見て進んでいてすごいなあと。

 

なので『Ghost In The Rain』は特別な曲です。

 

イントロのピアノを聴くたび、出口が見えたときの気持ちが思い出されます。

 

久しぶりにライブで聴きたいなあ。

10年、たくさんの素敵な曲を聴かせてくれてありがとう。

 

まだまだ応援させてください。

と頂きました。ありがとう、メガネアイコ。

 

そうねえ、さっきのメールでも言ったけど、確かに、その1枚目・2枚目とかすげえ苦しんでた、覚えはあって。

 

思い出そうとすれば思い出せるんだよね、1stが完成した時に、その、レコーディングスタジオのボーカルブースで最後の1曲歌い終わった後、絶叫して床にひれ伏して、超、号泣したことがあるのね、「終わったー!」と思って。

 

まあそういうことは思い出そうと思えば思い出せるんだけど、でも、前だけ見て進んでてすごかったんじゃなくて、まあそれしかやることがなかったんだよね。

 

それしか出来ることもなかったしね。

うん、まあ、素晴らしい10年だったなと、思います。

 

あの、その、果てに、こんな、自分ではね、もう最高だなって思ってるアルバムが出来たんで、とても濃い、有意義な、成長できた10年でした。

 

細美武士 新譜のジャケットの話

さあもう一通いきましょう。

山口県のマルコから頂きました。

細美さんこんばんは、山口県のマルコです。

 

ハイエイタスのアルバム発売おめでとうございます。

 

昨年嘉穂劇場で『極彩色』を聴いて以来、ずっとずっとCDを楽しみに待っていました。

 

「『不眠症』って曲を書いてた俺達が、『極彩色の人生』って歌うんだぜ」

 

って細美さんが言って、本当に極彩色のようなキラキラした旋律の曲が流れて、幸せに浸ったあの空間を思い出しました。

 

ハイエイタスはアルバムを出す毎に成熟していって、ついに10年を経てこんなかっこいいアルバムを作ってくれちゃって最高です。

 

気持ちよくずっと聴いていられそうです。

ラストの曲、ものすごくエモくて余韻凄いです。

 

先日の4時間生配信で、音の引き算や低音にこだわった話とか聞かせてもらいましたが、CDジャケット、歌詞カードへのこだわりなどあれば、お話聞きたいです。

 

それでは福岡のライブ、楽しみにしています。

 

余談ですが、地元のシーモールでアルバム買ったらサーティーワンでアイスをもらえて得しました。

あー、ほんと!よかったね。

えーっと、そうですねえ、何の曲だったかな、『Hunger』の歌詞の後半でその、なんていうの?自分ではこう、必死に、水面に向かって浮かんでいっているつもり?

 

なのに、ほら、水の中から水面を見ると鏡に写ったみたいにさ、あのー、反転するじゃない?

 

実はそれは鏡に写った自分の姿で、実はそこに向かって、こう、潜っていっているっていうのを、まあ1行で書いた、詞の一説があるんだけど。

 

なんかそういうのを考えると、今回のジャケットは、見ようによっては雨が降っているようには見えるし、雪が降っているようにも見えるし、うんとー、水の中のようにも見えれば、森の中のようにも見えるようなものがすごいいいんじゃないかなと思ってて。

 

すごいそれにぴったりな、ジャケットを作って頂けて、最高だなと、思ってるところですね、はい。

 

2曲目 Marshmello & Bastille『Happier』

さあ、今日の2曲目は…この曲のね、ミュージックビデオ見た時にね、「ずりいよ」って思った。

 

これはね、泣く。

わかっちゃいるけれど、泣く、っていうビデオで、こういうビデオ、ぐっと来ましたね。

 

Marshmello & Bastilleで『Happier』。

Marshmello ft. Bastille – Happier (Official Music Video)


Happier (2-Track)

 

細美武士 MONSTER baSHの話

この、『Happier』もそうだけど、twenty one pilotsの『My Blood』のMVとかもさ、こう、歌詞にはホント書いてないんだけど、ぜんぜん違う物語を横から足している感じの、ミュージックビデオとか、ね、いつか作れるようになりたいな。

 

そういう発想が出来ればいいなと思うんですけどなかなか難しいですね。

 

さ、メール紹介していきましょう。

アコから頂きました。

細美さんこんにちは。

20周年を迎えるモンバスMONOEYESの大トリ、もう大歓喜です。

 

個人的にも高校生最後の夏フェスなのでひたすらアツいです。

 

一昨年ラジオでは「思い入れのあるフェス」だと仰ってくださり、個人としてはモンバス最多出演アーティストということで、この胸熱なステージに浮き立ってる四国のファンは多いはずです。

 

そんなモンバス、20周年大トリへの思い、心境をぜひお聞きしたいです。

 

追伸、ハイエイタスのニューアルバムフラゲしました。

 

どの曲もめちゃくちゃ素敵でした。

鳥肌モノでした。

特に『Firefly/Life in Technicolor』最高でしたー。

ありがとう。

そうですねえ、まあ、MONSTER baSHはものすごい長い期間出演させてくれて、いる?フェスだし、大トリMONOEYESなんてまあ、若手バンドですよ、まだ。

 

4年、結成4年目のMONOEYES、めちゃめちゃ気合い入れていっぱい練習していくんで、あのー、楽しみにしていてください、はい。

 

3曲目 the HIATUS『Chemicals』の解説

じゃあこの辺で、全曲解説2曲目、いきましょう。

 

今日は、福岡のユミから頂きました『Chemicals』をお送りするんですが。

 

この曲はね、とにかくその壮大な?スケール感、とにかくスケール感の大きい曲を作りたいと思って作ってた曲で、まあアンサンブルがどんどん固まっていった後で作詞に入ったんだけど。

 

曲のスケールがめっちゃデカイからさ、最初それに引っ張られてすごい、なんていうの?ファンタジーなところから曲を書き始めたのね。

 

例えば、子供の頃の目線からは、世界にはまだ巨人とかが歩いてたし、えっとー、森の木とかともお話が出来たし…みたいなそういうところから詞を書いてたんだけど、途中で、はたと気付いて。

 

「これ、46のオヤジが書く詞じゃねえな」と思って、全部書き直して。

 

もっと、その、そんな、なんていうの、青々しいことをあえて書こうとするんじゃなくて、今の自分の目線で書けることをちゃんと書いたほうがいいんじゃない?と思って。

 

「ファンタジー臭がするものが嫌だー!」みたいなのでけっこう、苦しんで書いた詞ですね。

 

最終的な仕上がりはすごい気に入ってるんですけど、そういう葛藤が、ありました。

 

20代後半とか30代前半だったらもうちょっとその、今言ったようなファンタジーな歌詞になってたのかもな、と思うようなタイプの曲です。

 

それでは聴いてください。

the HIATUSで『Chemicals』。


Our Secret Spot

 

ED曲 Jeremy Zucker『comethru』

細美武士がお送りしてきました、bay FM『Hedgehog Diaries』

今日は、Jeremy Zuckerで『comethru』を聴きながらのお別れです。

Jeremy Zucker – comethru


comethru

 

細美武士『Our Secret Spot』というタイトルの話

そうだねえ、今『Chemicals』の全曲解説で大事なこと言うの忘れてて。

 

あの、この曲の中に『Our Secret Spot』っていうね、その単語、フレーズが出てきてそれがそのままアルバムタイトルになってるんだけど。

 

よくさ、ドラマとか映画とかでさ、あの、主人公がちょっと、すごい、なんていうの、悲しい出来事が起きたりした時にさ、その主人公の仲間たちが「あいつがいない」ってなって。

 

で、きっとあいつあそこだよ、あいつがいつも落ち込んでいる時一人で行く場所、とか言ってみんなで行ったらそこにほんとにいる、みたいなシーンあるけど、そんな、「みんなが知ってる秘密の場所なんてないだろ」って俺は思ってて。

 

あのシーンは絶対に無いと思ってるの、現実には、わかんないけどね(笑)。

 

なぜかって言うと、俺もガキの頃もちろんあったし、その、そこにぷらっと一人で行きたくなるタイミングがあった場所?それはほんとにただの、道路がちょっと右側にくぼんでる、ってだけのとこだったんだけど。

 

そこにまあオートバイ停めて、あのー、タバコ吸ってるの好きだったんだよね。

 

で、じゃあ大人になって今どうなんだ?っていうと、今ももちろんあって。

 

その、絶対誰も連れて行きたくないBARとかあるわけよ。

 

で、そこ行く時は一人で行って、そうすっと絶対友達には会わないし、店の人も俺のことも知らないし、みたいな場所はやっぱり、常に必要なんだよな。

 

だから俺がすごい落ち込んで、「あれ、細美さん連絡取れない、細美、連絡取れないぞ、どこにいるんだ?」って言っても絶対に探し出せない、みたいなそういう場所は、まあみんなあるんじゃねえの?って思ってて。

 

このフレーズが書けた時に、なんかすごい、自分では温かい言葉だなと思ったんだよね。

 

まあ、人生いろいろありますよ。

そりゃ、一人になりたい時だってあるよ、みたいな気がして、すごい、なんていうの、自分だけの秘密の場所なのに、なんていうのかな、すごい温かい言葉だな、と思ったんで今回、アルバムタイトルにこの曲を、付けさせてもらいました。

 

さて、来週の放送は果たしてどうなることやらなので、えーっと、またサイトなんかで情報チェックしてもらえると嬉しいです。

 

来週弾き語りやろうと思ってるんだけど、まあちょっと喉の調子と相談しつつになるかも、しれませんが今のところやる予定です。

 

ってことで、えー、ツアー始まりますね。お楽しみに。

 

それじゃあ皆さんまた来週、さようなら。

 

細美武士 レコード会社のA&Rの話

はい、今週も始まりました、FAKE TALES OF CHIBA Zのコーナーです。

最後にマルから頂いたメールを紹介しましょう。

 

細美さん、初めてお便りを送らさせて頂きます。

 

僕は現在22歳で社会人になったばかりの者です。

 

僕が細美さんに出会ったのは2012年、高校2年の時でした。

 

初めてハイエイタスZeppに行って鳥肌が立ったこと、今でも覚えています。

 

そして現在夢だったレコード会社でCDパッケージの営業をしています。

 

実際に仕事としてみるとギャップがあり、売れなくなったCDを営業することの大変さをものすごく実感しております。

 

そんな僕は将来、A&Rになりたいと思っています。

 

そのために今は、最前線の営業で、めげずに結果を残したいと思います。

 

やはり辛く苦しいことや合わない人と向き合うことなど色んな壁にぶつかっていますが、そのたびに細美さんの声や歌詞、ハイエイタスのメロディに救われています。

 

専門的な話になってしまいますが、細美さんのようなアーティストがいいなあと感じるA&R像ってありますか?

 

つたない文章で申し訳ございませんが、何かアドバイスを頂けると幸いです。

 

ツアーのチケット外れて泣きそうですが、体調に気をつけて楽しんでください。

 

これからもずっと応援しています。

 

と頂きました、ありがとう、マル。

うーんとねえ、どうなんだろうねえ、ミュージシャンって色んなタイプがいるから、A&Rの仕事もアーティストごとに全然内容が違って。

 

まあ昨今はね、やっぱり一人のA&Rの方がいくつもアーティストを抱えてたりするから、その、それぞれの現場で対応しなきゃいけないから大変だろうなってもちろん思うんだけど。

 

俺たちみたいなバンドの場合は、なんていうのかな、クリエイティブな部分っていうのは全然、人に協力してもらわないいで出来るのよ、バンド内で。

 

えーっと、どっちの曲を入れようかなっていう意見を、その、レコード会社に求めたり殆ど無いし、うんとー、「ここの詞を、出来ないんですよね」ってアドバイスを貰うこともないんだけど。

 

そのー、なので、その、ほかのこの、すごい、なんていうの、細々とした…結局レコーディングをするのってすごい、パズルみたいになっていくんだよね。

 

みんなのスケジュールと、あと予算と、その予算の枠内で何日レコーディングスタジオが使えて、じゃあ何曲ここで録んなきゃいけないけどこの日はこのメンバーは来れない、とか、そういうのの交通整理をやってくれて。

 

で、色んなことの日付が決まってるわけじゃん?それをこう、こちらが意識せずともデッドラインをこう、意識の中に入れてくれるような、だから交通整理をしてくれる人が俺達にとってはすごく一番ありがたい、A&Rの方ですね。

 

幸い今、すごいいい環境でレコード作れてるんで、感謝してます。大変な仕事だなあと思ってる。

 

ちょっとたまに強く当たったりすると家に帰ってめっちゃ反省してます。

 

あのー、いつか現場で会った時はですね、あのー、一杯奢らせてくれ。

 

ということで、それでは皆さんまた来週、さようならー!

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