【SHANK】『Set the fire』歌詞に意味を持たせない戦略とは?

バンド
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どうも、パンク大好きデミさんです。

10/14、15のECHOES2017にも出演してたSHANK

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基本的にはHi-STANDARDKen Yokoyamaを始めとする30代後半から40代のバンドを好んで聴くんですが、若手のパンクバンドで唯一よく聴くのが彼らなんです。

その中でも今最も涙してしまう曲、『Set the fire』。

この曲を中心に、SHANKという若手随一のキャリアを持つ彼らを掘り下げてみることにしました。

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SHANKとは?

ここで改めておさらい。

2004年長崎で結成。

庵原 将平 (いおはら しょうへい)Vocal/Bass 1988年3月4日生まれ

松崎 兵太 (まつざき ひょうた)Guitar/Chorus 1987年7月1日生まれ

池本 雄季 (いけもと ゆうき)Drums/Chorus 1988年4月26日生まれ

もともとKEMURIに憧れてバンドを始める。

なのでバンド名は『SKANK(SKA+PUNK)』だったのだが、池本がSHANKと読み間違えたことがきっかけでそのままになっている。

レーベルは、BAiTFiSH RECORDS。avexのレーベル内レーベルである。

 

意味が無いのに泣ける『Set the fire』

SHANK -Set the fire- 【Official Video】


Summer time in the country

SHANKの曲の歌詞は、基本的に意味はない。

語感がいい単語を羅列していって、それが曲になる。

もちろん意味が通じない単語を羅列してもそれは歌詞にはならないので、最低限意味は通じるものにする。

しかし、どのインタビューを見ても

「この曲はこういうことがあって、こういう思いを込めて作った曲です」

なんてコメントは出てこない。

この曲について聞かれたときの答えは、以下のとおりである。

庵原:友達とよく焚火をするんですけど、その時にできた曲です。

朝まで火を絶やすなって言う曲です。

引用:http://www.hmv.co.jp/news/article/1305100026/

うん、庵原らしい答え。本当にそれだけなんです。

最新アルバム『Honesty』が10曲入りで20分のアルバムなんだけど、それについて聞かれたときの彼らの答えは「長い曲ってやってて飽きるから」だから。

歌詞が意味が無いのに泣ける曲ってなんだ?

俺が彼らにハマったのは実はインタビュー記事を読んでからなんです。

そのあと曲を色々と聴いて、意味のない歌詞を歌ってるのに盛り上がれて、しかも泣ける曲を作るSHANKにハマっていきました。

俺は英詞のパンクバンドの曲は、基本的に歌詞を見ない。日本語訳ももちろん見ない。

何度も何度もリピートして聴いて、その中で心に残る曲があれば日本語訳を調べる程度である。

その結果はというと、泣ける曲というのはだいたい歌詞も泣ける歌詞がついてるのだ。

そして、インタビュー記事を読めばその曲の背景も説明してくれてるのだ。

この流れで泣ける曲というのは体にインプットされて自分のものになっていく。

最近の知った曲ではOVER ARM THROWの『Dear my songs』もそうだ。

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それがどうだろう。

SHANKの曲というのは、本人たちが基本的に意味がない歌詞と言ってるのに泣ける。

Set the fire』もそうだ。

歌詞を意訳してみた。

俺たちを過去に縛るものなんてなにもない

今だったら、お前は望むものを手に入れられる

そこは雨が降っているかもしれない、でも俺はお前と一緒にいきたい

だから、俺が必要な物は枯れた木だけだ

心配はいらない、時間はいつだって正常だ

火を灯せ、四六時中灯し続けろ

古い物語なんて聞きたくない、お前の声を聴かせてほしい

この作品を作り上げる唯一の方法だから

俺は写真をとってそれを壁に掲げる

だから火を灯せ、四六時中灯し続けろ

焚き火の曲と言われれば焚き火の曲である。

でも、意味を持たせようと思ったら意味を持たせられる歌詞なのだ。

本人たちが作品について多くを語らないからこそ、一人ひとりがこの曲について意味をもたせることができるのだ。

ここにものすごいパンク魂を感じるのだ。

MCも基本ふざけてるし、インタビューも基本的には適当。ツアーの組み方は釣りができるかできないか。

でも、めちゃくちゃ曲がいい。

激しい曲が続いたあと、静かなイントロからの

There’s nothing holding us back Now, you get what you want〜

この庵原のボーカルが始まったら確実に泣いてしまう。

もちろん日本語詞では泣けない。歌詞に意味が無いのだから。

英詞だからこそ彼らの曲はいいのだ。

そして意味がなくても単語の発音、その並びがかっこよく、結果泣けるように聴こえてしまうのだ。

分析すればするほど彼らに笑われそうだが、実によく考えて曲も歌詞も当て込んでるように思えるのである。

これを名曲と言わずして何を名曲というのだろうか。

なんてでかいことを言いたくなるくらい素晴らしい曲なのである。



庵原の服装は変わらないけど…

彼らの活動ペースから言ったら、次のアルバムが出るのは早くて来年の夏以降か。

それまではレコ初でないゆるいツアーをまた組んでくれることであろう。

庵原の服装は相変わらずシンプルでダサい。

でもそんな服装をいじることくらいしか、今のところこのバンドの欠点が見つからないのである。

あ、身長も低いか。

でも、悔しいけど服装も気にしてない若造に泣かされてる俺のほうがよっぽどカッコ悪いよね…

あー、赤坂BLITZのワンマン行きたかった!

 

過去の作品

1st Single「RESTART」2008.10.15

  1. RESTART
  2. time is…


RESTART

indiesmusic.comタワーレコード限定販売。

レーベルはTHE NINTH APPLLO

そう、知ってる人は知ってると思うが、My Hair is Badyonigeがメジャーデビュー前に在籍してたレーベルです。

【My Hair is Bad】椎木知仁はaikoを目指そう!
「どうして指輪外してなかったの?」 それは外し忘れてたくらいどうでもいいと思っていたから。 もしそうだったらものすごい悲しいですよね。 どうも、パンク大好きデミさんです。 今回はMy Hair is Badの新曲、『...

きっかけは、先輩のバンドがこのレーベルに所属しててここのオムニバスに入れてもらったからとのこと。

デビュー前に、Ken Yokoyama・10-FEETのワンマンライブのオープニングアクトを務めたこともある。

また、OVER ARM THROW・dustbox・Northern19のツアーで対バンも果たした。

 

1st Mini Album「From tiny square room」2008.12.03

  1. Long for the Blue moon
  2. Restart
  3. Prayer’s hand
  4. time is…
  5. Lamp
  6. BASIC
  7. Sunset story
  8. Flower of life


From tiny square room

同年末には1stミニアルバムのリリース。

Long for the Blue moon』『time is…』『BASIC』は最近でも演奏してるライブ定番曲。

――このアルバムを作る中で、こだわったところや、苦労した点などお話下さい。

庵原:レコーディングで苦労した点は上手くドラムが叩けない事と、上手くベースが弾けない事と、上手くギターが弾けない事と、上手く歌が唄えなかった事です。

引用:http://www.hmv.co.jp/news/article/812020175

受け答えが若い(笑)

デビューアルバムのツアーでG-FREAK FACTORYと共演する。

 

2nd Mini Album「My Sweet Universe」2009.07.24

  1. submarine
  2. MONKEY FUCK
  3. Weather is Beautiful
  4. drama queen
  5. Dusting the star
  6. There You’ll Be
  7. My sweet universe


My sweet universe

submarine』『Weather is Beautiful』がライブ定番曲。

1stから7ヶ月後には2ndというリリースの速さ。

THE NINTH APPLLOの社長は、1stのレコーディング中に2ndを出す時期を指示してたようだ。

「絶対的現場主義」と言われるレーベルだけはある。

とにかくリリースとライブの本数でバンドを鍛え上げる方針だろう。

 

1st Full Album「Loving our small days」2010.0801

  1. Cigar Store
  2. My Special Reason
  3. S.T.S
  4. Light Your Cigarette
  5. Roots
  6. Grimy Window
  7. TOP WATER
  8. #8
  9. Feeling for my words
  10. Mr.Green
  11. ALMOST PARADISE
  12. BOX
  13. The One Second Future
  14. LONG WAY TO GO
SHANK / Cigar Store


Loving our small days
Cigar Store』『TOP WATER』がライブ定番曲。

この時22歳。庵原の髪型も若いし、衣装も微妙にダサい…

 

2nd Single「Wake me up when night falls again」2012.02.12

  1. Wake me up when night falls again
  2. CHOICE
  3. Knockin’ on the door
SHANK – Wake me up when night falls again Music Video


Wake me up when night falls again(DVD付)

1年4ヶ月空いてのリリース。

それにはこんな理由が。

――リリースサイクルの早さに関して、これじゃ無理だって前所属レーベルに言ったことってあるの?

松崎「あるときから、こっちのペースでやりたいって言いました。『Loving our small days』って作品を2010年に出し、そこから『Wake me up when night falls again』(2012年)まで1年以上空くんです。毎年150本から200本ぐらいライヴをやってて、やめたいってぐらいテンションが下がったというか」

引用:http://www.grindhouse.jp/featured/ShankBack.php

過密日程でモチベーションが下がった。面白くなくなった。何してるかわからなくなった。

ここがバンドの最初の危機だったと思うが、この状態からよくぞ持ち直したと思う。

ってことで、このシングル収録曲はあまりライブでやってない。

 

3rd Full Album「Calling」2012.0502

  1. Keep on Walking
  2. Good Night Darling
  3. Silent Vibes
  4. CHOICE
  5. Two sweet coffees a day
  6. Moral Booster
  7. I can’t say good bye to you
  8. Tree of Life
  9. Wake me up when night falls again
  10. HOME
SHANK – Good Night Darling Music Video


Calling

松崎の髪が長いですが、この曲のイントロめちゃくちゃ好きですね。

ミドルテンポのリフからアップテンポのAメロへ。この緩急の付け方は今までの楽曲にはなかったような気がします。

自分たちのペースでリリースの時期を決めれるようになってから初のアルバムということで、彼らの活動の転機になった一枚です。

基本的に彼らの曲作りは、松崎が持ってくるネタから広げることが多いという。

松崎「将平の声色と歌がある限り、ボクは彼のために曲を書き続ける」

引用:http://www.grindhouse.jp/featured/ShankBack.php

Good Night Darling』『Two sweet coffees a day』がライブ定番曲。

 

3rd Single「Summer time in the country」2013.05.15

  1. Set the fire
  2. Brand new song
  3. Can’t keep them down
  4. Smile

Set the fire』については前述の通り。


Summer time in the country

 

3rd Full Album「BAiTFiSH Attitude」2013.12.18

  1. Stop the crap
  2. Movie
  3. Song for my rights
  4. Love and Hate
  5. Departure
  6. Brandnew Song
  7. 620
  8. Come Together
  9. It’s not a game
  10. Judy
  11. Baitfish Attitude
  12. Tonight the Streets Are Ours
  13. Set the fire
  14. From tiny square room
SHANK -Departure- 【Official Video】


Baitfish Attitude

イントロのリフが最高な一曲です。

ここらの作品から印象的なリフが増えてきてる気がしますね。

そしてこの辺からぐっと人気が出てきた印象があります。

2015/5/8に東京・LIQUIDROOMにて行われたワンマンライブ「11th Anniversary ONEMAN SHOW」にて、これまで所属していたレーベル・THE NINTH APOLLOを離れることを発表しました。

SHANK、満員ワンマンでエイベックス内自主レーベル設立を発表 - 音楽ナタリー
SHANKが、これまで所属していたレーベル・THE NINTH APOLLOを離れ、エイベックス内に自主レーベル「BAiTFiSH RECORDS」を設立。秋に新譜とDVDをリリースすることを発表した。

Love and Hate』『Departure』『620』『It’s not a game』がライブ定番曲。

Love and Hate』のMVもありますので探してみてください。

 

3rd Mini Album「SHANK OF THE MORNING」2015.09.30

  1. First Light Anthem
  2. Take Me Back
  3. Hope
  4. Isn’t She Lovely
  5. Flightless
SHANK / "Hope" MusicVideo


SHANK OF THE MORNING × 11 YEARS IN THE LIVE HOUSE(CD+DVD)

Take Me Back』『Hope』がライブ定番曲。

移籍した先は、エイベックス内に設立した自主レーベル・BAiTFiSH RECORDS

今増えている、レーベル内レーベルというものである。

松崎 むしろ社長には辞めるとき1番相談したしね。

庵原 うん、ちゃんと今後を考えてくれてる人だと思うんですよ。所属している間はインディーズバンドとして大事なことをすごくたくさん教わりましたし。http://natalie.mu/music/pp/shank

ライブの本数や作品のリリースの多さから、前所属先とのケンカ別れとの噂があったが、これを明確に否定。

ちなみにベイトフィッシュとは釣り用語で「魚の餌となる小魚・雑魚」のこと。

地方都市長崎出身ということで当初はバカにされた経験があり、今回、雑魚もやるときはやるぞというニュアンスをレーベル名に込めた。

今作は、移籍第一弾ということでいつもより音をシンプルに、そして攻撃的に仕上げたのこと。

そして前レーベルではできなかった試みとして、スティービー・ワンダーの『Isn’t She Lovely』のカバーを初収録。

 

4th Full Album「Honesty」2017.01.18

  1. Surface
  2. Mighty Clash
  3. Life is…
  4. Gloria
  5. Frustration
  6. Don’t let me down
  7. Hope
  8. Wall Ride
  9. Prepare Yourself
  10. Honesty
SHANK / "Honesty" Music Video


Honesty

意外とライブで歌われてないこの曲。

このアルバムが発売されてから俺は本格的にSHANKにハマった。

【SHANK】普通すぎるメンバーと最高すぎる『Honesty』
SHANKが4月26日発売の釣り雑誌「Rod and Reel」2017年6月号に登場している。 以前サタニックエンタのインタビューを読んだ時に釣り好き(ルアーフィッシング)のパンクバンドってのは知ったけどそこまで気にしてなか...

過去の出演イベントとかを調べると、このアルバムからライブ定番曲として残っていくのは『Life is…』か。

Honesty』いい曲なんだけどなー、フェスとかではエモすぎて向いてないだろう。

ということにしたい。

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