【NO NUKES 2019】初めて観るthe HIATUSの素晴らしさに言葉を失った。

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デミさん
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どうも、パンク大好きデミさんです。

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プロフィール:デミさんとはこんな人

 

3月23日(土)豊洲PITで行われた『NO NUKES 2019』に初参加してきました。

 

この日のチケットは完売。

まあメンツをみればそれも納得でしょう。

ということで当日の様子を自分なりにレポしてみます。

 

長々と書いてしまいましたが、最後まで読んで頂けると幸いです。

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NO NUKES 2019

1日目 タイムテーブル

アジカンGotchNAMBA69ストレイテナーBRAHMAN、そしてthe HIATUS

出演者が発表になってすぐにSOLD OUTしたのも納得のラインナップ。

実際会場も早い時間から熱気ムンムンでした。

 

Gotch

セトリ

  1. Peper Moon
  2. Wanderland
  3. Tokyo Bay
  4. Blackbird Sings at Night
  5. The Sun Is Not Down
  6. Taxy Driver
  7. A Girl in Love

寸評

自分で、「ソロは売れてない」って自虐的に語ってたGotch

まあ実際俺も曲は『Taxy Driver』しか知らなかった。

Gotch 『Taxi Driver』Music Video


Taxi Driver

でも七人編成のバンドはゆるく体を動かしてくれる楽曲ばかりで、フロアに心地良い雰囲気を作り出してくれました。

 

この手の音楽は普段聴かないし、こういうイベントが無いと体感できない。

 

曲を知らなくても音に身を任せれば体を揺らすことが出来る、MCも優しくてゴッチの人柄が現れてるライブでした。

 

「基本的にバキバキの奴らしか出て来ないから今のうちに体を揺らしておいてください。そのうちブーツで踏まれるからね(笑)」

 

確かに…と思って、思わず笑みがこぼれました。

 

トークセッション

壇上には、いとうせいこう坂本龍一Gotch、そして林田光弘(ヒバクシャ国際署名キャンペーンリーダー)の4人の姿が。

 

今回は福島の原発の話ではなく、広島・長崎の原爆の放射能被害の話が中心でした。

 

林田氏はまだ20代。

参照:

被爆3世がつなぐ、核兵器なき世界への願い 「ヒバクシャ国際署名」リーダー・林田光弘さん

 

自身を『被爆3世』と自称し活動しているとのこと。

 

北朝鮮のような小国でも、核兵器を持つことによって大国と互角に交渉できてしまう、という現状の世界情勢。

 

そして、原爆の保有数は減っているものの、テクノロジーの進化によりそれは小型化しているという現状。

 

そして、「被爆地で被爆した人を医者が助けに行くと、その医者も被爆してしまう。『だからこそ核兵器は人道に反するものだ』」という赤十字社の声明。

 

放射能被害の観点から核兵器廃絶の運動をしている彼の話は淀みなく、あまり詳しくない自分でもすんなりと理解できました。

 

いとうせいこう氏の、「必要悪というとそれまでなのだが、その言葉に逃げないようにしよう」という言葉。

 

後半にはエセ・タイマーズの姿に扮したTOSHI-LOW細美武士の姿も見られました。

 

細美さん、「反対派だけでなく賛成派の話も聞ける場にしたい」。

 

一方的な意見だけではなく、対話の重要性も感じたトークセッションになりました。

 

NAMBA69

セトリ

  1. COUNTRY ROAD
  2. HEROES
  3. PROMISES
  4. FOR LIFE
  5. SUMMERTIME
  6. CHANGES(新曲)
  7. LOOK UP IN THE SKY
  8. MANIAC
  9. WALK

寸評

NAMBA69「LOOK UP IN THE SKY」Official Video

「まだ家に帰れない福島の人に届きますように」

一曲目でいきなりの『COUNTRY ROAD』で会場の大合唱を生んだNAMBA69

 

ソロの時代からこのイベントには出演していることもあって、思い入れもあったんだと思います。

 

「誕生日が3月11日で、2011年に2歳だった次男が今年は10歳になった。」

「原発のことを聞かれたけどうまく説明できなかった。」

 

花粉症もあったと思うけど、こみ上げてくるものをこらえながらのMCは胸を打ちました。

 

新曲『CHANGES』の意味、そして『LOOK UP IN THE SKY』では途中(こみあげてきてたのかな?)歌わない場面もあった。

 

難波さんの優しい人柄はどの現場でも全く変わらない。

曲の歌詞を紐解いていくと、彼らの楽曲は直接的な歌詞が多い。

 

こういう現場で聴くとその感情はなおさら昂ぶってしまいます。

 

新潟では「もう事故は起こしません」っていう東北電力のCMが毎日のように流れてるらしい。

 

そんな原発再稼働の方向にこうして向かっていってる現状に、これからもパンクロックで『NO!』を突きつけていこうとする難波さんの言葉に胸が熱くなりました(ちょっと泣いた)。

 

このイベントがNO NUKESであることを改めて証明したライブとなりました。



ストレイテナー

セトリ

  1. Melodic Storm
  2. シーグラス
  3. Braver
  4. A LONG WAY TO NOWHERE
  5. NO〜命の跡に咲いた花〜
  6. スパイラル
  7. REMINDER

寸評

実はストレイテナーもあまり聴かない。

だから詳しいレポは他の方に任せるとして、一番印象に残ったのはホリエアツシの「ライブをする場所が奪われるのが怖い」という言葉。

 

NO NUKESに参加した理由としてこれほどシンプルな理由は無いだろう。

 

でも、それでいいと思ってる。

 

長崎出身のホリエが原発を怖いと言っている。

そのことの意味を深く噛みしめるべきだ。

 

そう思った。

 

BRAHMAN

セトリ

  1. THE VOID
  2. 賽の河原
  3. 雷同
  4. AFTER-SENSATION
  5. 遠国
  6. BEYOND THE MOUNTAIN
  7. 不倶戴天
  8. 警醒
  9. 鼎の問
  10. 今夜(with.細美武士)
  11. 真善美

寸評

BRAHMAN 「鼎の問」


「八面玲瓏」日本武道館 [DVD]

いとうせいこうさんのライブは休憩して…嘘です、観てました。

 

音に合わせて詞を朗読?ラップ?今まで観たことのないステージに終始ぼーっとしてしまいました。

 

世の中には色んな音楽がある。

 

ということでBRAHMAN

観たのはAIR JAM 2018以来でしたが、いやー、カッコ良かったです。

 

後述するthe HIATUSにも圧倒されたんですが、BRAHMANも凄かった。

 

演奏前のSEではこの日のために用意された映像が披露され、否応なしに会場のテンションを上げていった。

 

そう、演者も良かったんだけど、お客さんのテンションですよ、凄かったのは。

 

一番下のフロアが2区画あったんですけど、始まる前にもうぎゅうぎゅうでした。

 

俺はその一段上から観てたんですけど、『THE VOID』のイントロが流れ始めた瞬間ぐわーっと圧力がかかり、それが弾けるようなモッシュに変わっていく様子がよく見えました。

 

いつもテンションが高いBRAHMAN。

震災直後から復興支援活動をしてきた彼らだからか、NO NUKESだったからなのか、この日は終始すごい熱気で、とにかく説得力があったライブを披露してくれました。

 

それは『鼎の問』で最高潮を迎える。

原発関連の人々の顔写真とコメントが流れるいつものスクリーン映像が、この日はいつも以上に胸に響き、思わず泣いてしまいました。

 

「未曾有の震災後、この国では原発の廃炉が次々と決まり、その廃炉技術が輸出される時代になる…」

 

現状はもちろんそうなってはいない。

 

むしろ再稼働を次々と推し進めるような流れになっている、それは皆さんがご存知のとおりです。

 

いつかそんな時代が来るといいなあと切に願います。

 

予想通り『今夜』では細美武士が出てきましたが、この日の『鼎の問』と『今夜』はきっと忘れることが出来ないだろう。

 

最後の『真善美』の「お前が問う番だ!」を含め、ここ来てた人々の心に深く刻まれたライブになった。



the HIATUS

セトリ

  1. Clone
  2. Sunset Off The Coastline
  3. Shimmer
  4. Thirst
  5. Unhurt
  6. Tree Rings
  7. 西門の昧爽
  8. Radio
  9. Burn To Shine

アンコール

  1. Waiting For The Sun

アンコール

  1. 戦場のメリークリスマス坂本龍一

寸評

the HIATUS – Clone(Music Video)


Hands Of Gravity

BRAHMANがとんでもないライブをした後のthe HIATUS

 

恥ずかしながらライブを観るのは初めてだった。

意図的に避けてたわけではない。

音源も全部持ってるし、たまには聴いてたから。

 

でも、ライブはなんか敷居が高くて躊躇してた。

細美武士のイメージっていうのが俺の中にずっとあって、それはELLEGARDENでありMONOEYESだったから。

 

参照:

【細美武士】を形成する最も難解なバンド、ハイエイタスを攻略する!
エルレの細美さんがやってる、the HIATUS(ハイエイタス)ってどんなバンドなの?おすすめの曲は?この記事はそんな疑問をお持ちの方の悩みを解決する記事となってます。2019年、the HIATUSは6枚目のアルバムを制作することが発表になっています。

 

機は熟したのだろうか、NO NUKESは発売と同時にチケットを取ってたし、結果的にMONOEYESではなくてハイエイタスが出演になったのもラッキーだった。

 

そして初めて観たハイエイタスは凄かった。

予想を遥かに上回った。とんでもなかった。

難解な楽曲をいとも簡単に表現するバンドメンバー、そしてその完成度、そして何より際立つ細美武士のボーカル力。

 

全てにおいてこの日一番衝撃を食らった。

 

この5日前にエルレを新木場で観た。

参照:

【ELLEGARDEN】1曲目でなかった『Supernova』が現在進行系である証だ!
去年の復活ライブはこの曲から始まったけど、これからはこの曲が最初に歌われることも無くなるかもしれない。それでもこの曲を聴くと、きっと誰しもが特別な感情を抱くと思うのだ。最後の曲、『Make A Wish』。「これからお前らの人生にもきっと思いもよらない事が起こりうる。」

 

アリスターとの対バンなんてすごい日だったし、この日の余韻も凄まじかったけど、初めて観たハイエイタスの衝撃はこの日を超えたかもしれない。

 

この日のセットリストがどうだとかはよくわからない、なにせ初めて観たのだから。

 

定番曲が多かったのかもしれないが、それすらもよくわからない。

 

でも俺にとっては細美武士がDJ卓?キーボード?をいじってるのを観るのも初めての経験であり、ギターを持ってない細美武士もとても新鮮に写ったのだ。

 

そしてそれを取り囲むバンドメンバーだ。

今年10年を迎える彼らとの絆の深さは揺るぎないのだろう。

きっと色んなことを乗り越えて今の関係性を築き上げたのだろう。

 

とにかく細美武士を支えるメンバーの表情が温かい。

それはエルレガーデンともMONOEYESともまた種類が違うものだ。

 

そう感じました。

ハイエイタスは細美バンド史上一番実験的なバンドで、その頭に描いてる音を形にしていけるのはこの4人しかいない。

 

その絶対的な信頼感を初めてのライブで感じました。

 

どの曲が凄かった、とか感想を述べたいのだけれど、そのどれもが凄すぎて一つ一つを語る語彙力も無くしてしまった。

 

鳥肌がずっと立ってて、こんなライブをいつもハイエイタスのファンは観てるのか、と心の底から羨ましかった。

 

一番好きなアルバムの一番好きな曲『Shimmer』も素晴らしかった。

 

音源とは違ったアコースティックアレンジの『西門の昧爽』も素晴らしかった。

 

もう他の曲も「素晴らしかった」という感想しか出ない。

圧倒的に打ちのめされてしまった。

 

その根底にはもちろん音源の素晴らしさがあるのだが、ライブの素晴らしさは他の2つのバンドよりも頭一ついや、頭十個くらい抜けてると思ってしまった。

 

ダイブ・モッシュが繰り広げられるライブだけが細美武士ではないのだ。

 

拍手すら忘れて打ちのめされたライブは近年覚えが無い。

 

過去の楽曲を楽しそうに演奏したエルレガーデンも素晴らしかった。

 

ただ、音楽家としての細美武士を吐き出せるのは、現時点ではハイエイタスしかない。

 

改めて思う。

どうやったらエルレガーデンMONOEYESハイエイタスが己の中で共存できるんだろう(the LOW-ATUSも含む)。

 

そんなことを考えたのもライブが終わった後のことで、この日のライブはあっという間に終わってしまった。

 

ダブルアンコールで教授の『戦場のメリークリスマス』が聴けたのはとても貴重な経験だったけど、俺はもっともっとハイエイタスを聴きたかった。

 

例えが合ってるかはわからないけど、俺が今まで許容できなかった色んな音楽を教えてほしかった。

 

細美武士というフィルターを通してなら、それが可能な気がした。

 

ますますthe HIATUSの新しいアルバムが楽しみになりました。

 

そして次のツアーこそ観に行きたい。

チケットが当たればの話ですけどね…



まとめ

ようやく参加できたNO NUKES

もっとずっと政治色が強いイベントかと思ってたが、印象は違った。

 

俺が好きなバンドマンが普段からこの手の話をしてるからかもしれないが、ほとんど普通のフェスと変わらない。

 

対立から対話へと、怒りから赦しへと、何回か開催するにつれてその色は薄まってきてるのだろう。

 

声高らかに「原発反対!」と言ってる時期はもう過ぎてるのかもしれない。

 

なぜならNO NUKESの思いに賛同して参加してる人々にとって、それはもはや当たり前のことだから。

 

細美さんがMCで沖縄の若者の話をしていた。

辺野古の海の埋め立てに反対派と賛成派、思想も立場も違う2人が友達だって話。

 

今年で震災から8年経つ。

そして、その間に危険な原発が着々と再稼働に向かっている現状は確かにある。

 

しかし憎しみからは何も生まれないのかもしれない。

これからは対話しなければ何も物事が進まないのだろう。

 

色んなことを考えさせられた日でした。

「このイベントなんて無くなればいい」

みんな言ってたけどそう簡単にはいかなそうです。

 

だから来年も開催されたら行きたいと思います。

そしてそれまでに考えることを止めないようにしたいと思いました。

 

1年に1回位こんな日もあってもいい。

興味がある方はぜひ次回行ってみてください。

宜しくお願いします。

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