【Ken Yokoyama】と和田アキ子が真面目に音楽の話をする!Vol.3

【Ken Yokoyama】と和田アキ子が真面目に音楽の話をする!Vol.3

どうも、パンク大好きデミさん(@Takenoco0803)です。

今回は『和田アキ子のオールナイトニッポンGOLD(ゲスト横山健)』の文字起こしの3回目。今回は真面目に音楽の話を2人がしてます。ある意味貴重な話かと思います。そして、横山健が歌う『抱擁』、むっちゃくちゃ良かったです。健さんの過去の日本語詞の曲の中で俺は一番好きです。

 

Vol.1

【Ken Yokoyama】と和田アキ子、20年来の交友を語る Vol.1!

Vol.2

【Ken Yokoyama】と和田アキ子、WANIMAについて語る!Vol.2

それではどうぞ!



音楽の話

和田アキ子:音楽って、だって、いつも思うんだけど、言ってることもそうなんだけど、50年やれてありがたいけど、作詞作曲の先生方ね、ヒットしないでいいと思っては書いてくれないよね。やっぱりみんなヒットすると思ってるのよ。ところが、どっかみんなに引っかかんないから(売れない)。でも、オープニングでも言って、(和田アキ子は)記録には残ってないけど記憶にはみんな残ってると思ってるから。その、全部が全部好きって音楽は珍しいと思うの。反対に。

Ken Yokoyama:そうですね、なかなか、もう、ないですよね。

W:ないでしょ?で、私から、先輩として言わせてもらえば、その、(自分と)同じようなグループが出てきて、(WANIMAは)元気があっていいけど…って健が言ったっていうのが可笑しい(笑)それで売れたっていうね。だからこういう、全部わかってても、ほら音楽ってこの時はこうでこうで、楽器は誰で…とかね。最近私、久しぶりにマンガ読んで、あのー『BLUE GIANT』ってね、これはテナーサックス奏者の話なんだけど、これマンガなのよ。マンガだから音が聞こえないんだけど、ジャズの、バババババッ!っていうのが2ページくらい続くのよ、音付いてないからわかんないけど、なんか、最後泣きそうになるのよ。音のないマンガなのよ、ジャズの。でも、そうか、音楽ってこういうことやねんなーって。ジャンル違ってもその人に引っかかるもんが、その、聴いてる人のタイミング?その、失恋した時なのか、不幸な時なのか楽しい時なのか、そういうのない?健はどういうときに曲が思い浮かぶの?

K:僕、車運転してるときが多いんですよね、実は。日常の中で、一番、なんか素な時間なのかもしれないですね。ギター持っていざ曲作るぞ!ってなったら絶対にできないんです、はい。

W:えー!じゃあ頭の中でコードとか考えるの?

K:はい、なんとなく覚えてて、忘れちゃうアイディアは、まあ大したことなかったんだなって諦めるんですけど、これはいいぞって思ったことは、意外と、何日経っても覚えてるんですね。それで、頭のなかで7割・8割作って初めてギター手にして、あーこうだったのかこうだったのか、っていう作り方をよくしますね。

W:へー、そうなんだ!詞も?

K:詞は、曲が出来上がった後に、その曲調とか、今までこういうことを歌ってこなかったなーとか、思い切ってこういうことを言ってみたいなーとか、そういう感じで後付けで考えます。

W:へー!まとまんない時あるでしょ?

K:ありますあります。

W:でも自分で作ってるからどうにでもできるか。

K:そうですね。

W:ちょっとごめんね。何回も聞いたかもわかんないけど、ものすごく失礼なこと聞くけど、健はなんで英語の歌ばっかりなの?これ聞いた?前に。

K:アッコさんから直接そういうご質問頂いたことないですね。

W:ないよね。

K:えーっと、僕もともと洋楽が好きなんですね。で、日本でライブハウスで活動していくので日本語で歌うのが当たり前だったときに、なんで英語で歌っちゃいけないんだろうってふと思ったんですね。で、最初は英語半分日本語半分でやってたんですけども、なんか中途半端だなと。全部英語にしちゃおう。どうせ誰もそんなことやってる人いないし、どうせ売れないんだし僕ら、っていう。そういうつもりでやったら、それがなんか新鮮に映ってくれたみたいで。

W:英語は得意だったの?

K:全然です。最初、歌詞書くときには辞書片手に、全然喋れなかったので辞書片手に。もう、インチキ英語ですよね、そういうのでやってました。

W:発音はどうすんの?

K:かきくけこ、ですね。ほんとそうです。開き直りです。

ニッポン放送アナ:ハイスタってそれがかっこよかったですよね。

W:何言ってるかわからない時あるよね。

K:日本語訛りってことでいいんじゃないかなって。別にネイティブのアメリカの方とかイギリスの方の発音しなくたって。だから、英語下手くそ、って言われても、何がじゃ!って思いますね。

W:出た、何がじゃ!(笑)

K:僕こういうことアッコさんの前で言うと後で怒られるんですよ。

W:なんとかじゃ!って言うの癖なんよ。

K:あん時カチンと来たで!って怒られるんです(笑)

N:人の口癖を!(笑)

W:いやいや、なんかね、広島の反社会的勢力…映画のことだからいいじゃん。菅原文太さんとか、なになにじゃ!とか言うじゃない。でも、そうなんだー。今日ずっとこれ聞こうかどうしようか迷ってて。昨日も一昨日も健のアルバム、何に引っかかったんだろうって思いながら聴いてて、なんで日本語無いねんやろって思ったの。

K:当時は「英語でなんか歌っちゃ駄目だよ」って言われましたね。

N:日本の音楽シーンでは英語だけで歌ってる人でなかなか上手くいってる人いないよ、みたいな。

K:色んなメジャーの会社の方からお話頂いても「出すんだったら日本語でやりましょう」って言われて、それで僕たち諦めたりとか、いっぱいありましたね。そういう時代だったです。

W:はー。メンバーもそれで良かったの?

K:はい、もちろんです。それが(バンドの)総意だったですね。

N:でもそのスタイルが世の中に思いっきり刺さったんですもんねー!

W:そんなもんなかったもんね、今までに。

K:ごめんなさい、話全然違いますけど、アッコさん音楽の話するときすごい楽しそうですね!

W:(笑)そう?なんか真剣に聞くのよ。

K:話ずれちゃいますけど、アッコさんって皆さんテレビの方っていうイメージが、やっぱりテレビっていろんな世界の人が合わさってテレビじゃないですか?やっぱアッコさんってシンガーでありミュージシャンなんですよね!

W:ちょっとー、ちょっとー、泣いちゃうよ!(笑)

K:でもほんとに音楽の話すると、ちょっと声のトーンが上がったりだとか嬉しそうな顔されたりだったり…

W:いや、なんかね、勉強になるのよ。もうね、今よ、今の私、もうじき70だよ、私。音楽の話が、話が合わないんですよ。それでその人その人でもう固定しちゃってるから、「え、そんな音楽あるんだ、一回聴いてみよう」とかね、「えー!」とか思う自分が好きなの。なんか勉強できないし、こういう話してて、頭の中にインプットして一回聴いてみよう、とかね。そういうのがあるからこうやって話せるとすごく嬉しいの。



横山健『抱擁』の話

N:でも横山健さんがおっしゃったように、なぜアッコさんのトリビュートアルバムに横山健さんが参加してくださったかっていうのは、まさに今、横山健さんがおっしゃった一言に集約されてますよね。

W:最初に健、だからね。去年の7月だよ。約1年ちょっとだよ。でも、びっくりしたでしょ?

K:はい、びっくりしました。

W:まさかでしょ?言えへんかったのよ。ほんとに、健がいいんじゃないとか言ったけど、半分ダメだと思ってた。

N:受けてくれないんじゃないかと。

W:そう、ジャンル的にね。で、トリビュートっていう、健が人の歌を歌うのが自分の頭の中で整理できなくて。いや、今回参加してくれた人、みんな、Toshiも…

N:声のトーンも全然違いますしね。ハイトーンですからね。

W:まさか!っていうね。MISIAもそうだけど。でも健が、今からかけるけど、ぶったまげるよ!ほんとに。このね、アコースティックで、お、来たか!っていうね。この歌が、なんとかじゃ!の『極道の妻たち』の主題歌だったんだよね(笑)

N:作詞・阿久悠、作曲・都志見隆、『極道の妻たちⅡ』の主題歌。

W:そうなのよ(笑)これもなんかね…

K:なんか繋がるところがありますよね(笑)

W:なんとかじゃ!なんぼのもんじゃい!のね(笑)

N:でも歌自体は愛の大きな歌、『抱擁』ですけどもね。これ選曲は横山健さんご自身がした?

K:はい、僕がしました。

W:で、どこがよかったの?

K:いや、どことは言えないんです。けど、この曲大好きでして。

W:男の人意外にこの曲好きなのよ。

K:へーそうですか!うーん、独特の切なさというか、なんか、今の言葉で言うとエモさというか。

W:こんなこと言うのもあれなんだけど、自分で歌ってみてどうでしたか?

K:いや、もう入り込みましたね、ものすごく。ものすごく入り込みました。

W:私聴いたら「うわっ!」ってなったの。そしたらマネージャーが、「健さん、人生で初めてこんなに声出したらしいですよ」って(笑)

K:これ、他の曲、何曲か、3、4曲と一緒にレコーディングしたんですけど。トータル10日間あるとするじゃないですか、5日間はこの曲に割きました(笑)

W:えー!ほんと!

N:配分おかしいですよ(笑)

K:バンドのメンバーも、もういい加減にしてくれーってなってました(笑)

W:ほんと!わーお、こんなもん聞いたら、泣いちゃうよ(笑)

N:アッコさん、ちょっと泣いてます(笑)

W:わーお、すごいねー!ありがたいね!こういうのほんとにね、私ちょっと話飛ぶけど、今年は50周年の企画として、若い子と歌の企画したのよ。でも無理やり若い子とやってイタくなるのはやだよ、って言ったの。でもオリコン2位にもなったしいい子たちばっかりで良かったの。外国では昔フランク・シナトラU2がコラボしてたりしたの。だから日本ってリスペクトするのが下手なのよね、年上とか先輩に対して。で、なんで?とか思うんだけど、音楽ってなんで?なんて言っちゃダメなんだよね。音楽ってWhy?じゃなくてWhat!?とかWaooo!!なのよ。

K:そうですね、感じるか感じないかですもんね。

W:そうなのよ、Feelingなのよ、本当に。

N:アッコさんのトリビュートアルバムの中からおかけするのも初めてですし、『抱擁』かけるのも初めてになります。それでは曲紹介をお願いします。

K:いやーじゃあ僕が曲紹介させて頂きます。聴いてください、横山健で『抱擁』。


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W:いやー、横山健の『抱擁』。いかがでしたでしょうか。最高。最高だね。歌が泣いてる。すごい。で、最後のこの、エンディングっていうかね、詞とぴったり合うのよ。「夢を見た、虹を見た」っていうのがね、なんか聴いたときにね、まだトラックダウンする前だったんだけど、「健が泣いてる、健の人生や」って言ったのよ、マネージャーに。

K:いやー、うれしいですね!

W:いや、ほんとに。こんなに(声)張ることないでしょ?

K:ないです。歌、相当苦労しました。でもあの、今、レコーディングの技術が進んじゃっていくらでも直せちゃうじゃないですか。でもこれは…

W:なんかそのまんまやったね。不安定なとこ、震えてたとこあったし、しんどいとこも。で、ピッチもちょっと上がりきってないのが、これがなんか、CDになってるんだけどライブみたいな感じで、すっごい嬉しい!

N:それをあえて残してるところが、アッコさんがわかってて、健さんが、あ、分かってくださってるんですね!っていうね…

W:こうやって、変な言い方だけど、私の歌を、歌ってくれた人と、健と、一緒にまたラジオを通じて、オンエアしながら聞くってないことやで!二人揃って!ほんと、幸せ。ありがとう。

K:こちらこそありがとうございます。

W:嬉しいー!音楽っていいね。

K:いいですね。



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