一緒に夢も見れる。ほろ苦い現実も共有できる。インディーズってそんな場所。

一緒に夢も見れる。ほろ苦い現実も共有できる。インディーズってそんな場所。

どうも、パンク大好きデミさんです。

とある若手のバンドマンが、こんなことを言っていた。

インディーズ好きなお客さんって純粋にバンドの音楽好きだからファンなの?バンドマンと絡めるから好きなの?

なるほど、深い言葉だと思います。俺はインディーズが好きなんで、少し考えてみました。

ってことで今日はインディーズの話について。

人はなぜインディーズに惹かれるのか。



バンドの成長に自分を重ねる

若い人はインディーズに夢を抱くと思う。

応援してるバンドがどんどん人気が出てきて、いずれはメジャーへと旅立っていく。

その成長物語に自分も参加する当事者意識。これは何者にも代え難い。

先のコメントのバンドマンの彼は多分若い。出待ち入り待ちでファンと絡むことも多いのだろう。

だから彼のファンが答えるのならは、その音楽も好きだしバンドマンも好きなのではないか。

今はメジャーの、My Hair is BadSHANKyonigeを排出したレーベル、THE NINTH APOLLO

現在のTHE NINTH APOLLOについてはこのブログに詳しく書いてあります。

今大注目、THE NINTH APOLLO所属のイチ押しバンド15組

大まかに言うとこのレーベルは若手を現場で育て上げるレーベルとでも言えばいいだろうか。

彼らを応援することで同じ夢を見れると思います。それはそれでファンにとっては素晴らしいこと。

でかくなるのをこの目で見れます。

最近何かと話題になってる(っていうか俺が勝手に話題にしてる)PIZZA OF DEATHに所属してたWANIMAもこの括りに入る。

【WANIMA】人気はメジャー・対応はインディーズのままでいいのか?

何度でも言うけど、メジャーに行ってもこんなに気になるのって、俺は彼らのことが嫌いではないからです。

ライブに行く頻度は確実に減ってる。だって俺がいなくても彼らはやっていけるから。

インディーズを卒業するとそんな寂しい気持ちになるのは俺だけではないはず。

マイヘアのファンとか同じ気持ちを抱いてる人いるんじゃないのかな−。



バンドの現実に自分を重ねる

俺は若い頃からインディーズにどっぷり使ってたわけではない。

Hi-STANDARD全盛の90年代からインディーズに慣れ親しんでたら、きっと今とは違う思いを抱いていたかもしれない。

でも俺がこの世界に入ったのは30歳を過ぎてから。結婚もしてるし子供もいる。仕事も理想論だけではやれない現実的な部分も知っている。

だからかもしれない。俺はインディーズにリアリティを感じてるのだ。夢を追うというのとはまた違う現実感だ。

俺が最近よく聴いてるバンドがいる。それがbachoだ。


最高新記憶

このMVを観たことがない人は一度観てほしい。

歌ってるおっさんのリアルなおっさん感が伝わるはずだ(彼は北畑欽也と言います)。だって頭禿げてるし前歯だってすきっ歯ですよ。

バンドマンにビジュアルを求めがちな若い子には彼らのことは理解できないかもしれない。俺もガチで追っかけてるわけではないし彼らのファンからしたらまだまだ何もわかってない。

でも、ほんの少しでも社会の現実を知った人は理解できる部分があると思うのだ。

この一ヶ月、
毎週土、日にライブして
家帰って月曜日は泥のように眠り、
夕方から働き、
火、水、木、金と昼から夜遅くまで働き、
土曜の朝方にはミイラになって搬送され、ライブする。
とても充実した1カ月でした。
そして、僕たちはまた挑戦する。
全てはこれから。
何回だってやり直す。
何回だってやり直すんだ。

ベースの伊藤知得のブログを読んで特にそう思った。平日働いて、週末ライブやって、また仕事。

ツアー中彼らはそんな生活をしてたんだろう。この後に書かれてるんだけど、ドイツに行ってリキッドルームに6月にワンマンをやるという挑戦をするのだ。

年齢なんてものは関係ない!!
と強がって苦い味我慢して飲み込んでも、歯と歯の間に挟まっていて、
世間からずれまくった生活をこう長い事続けていると、身体も精神も疲れてきているのは確かで
将来の不安とかそういう類のストレスに押し負けそうになる事も多々ある。
僕個人的には音楽で食べていきたいとも思ってないから余計のことだと思うんだけど
ただ
「じゃあこの辺でドロン」
みたいな事も考えていない。
何を考えているか。
もうそれは
苦い味噛み締めながらやっていくしかねー
それだけである。
その覚悟だけである。

bacho ともありのブログ

なんかこの文章読んでるだけでおっさんは強烈に胸が熱くなってくるのだ。

夢とかではなく、彼らは現実と向き合いながら覚悟を持ってライブ活動を継続してるのだ。

インディーズの何が良いかというと、同じような境遇の30代から40代のバンドマンがいるんです。

俺らは日々の仕事を何とかこなしてやっとのことでライブを観に行く。それと同じように、仕事しながらライブをするインディーズバンドが他にもいるんですよね。

OVER ARM THROWのベースの鈴野洋平。彼のTwitterのプロフィール欄にも介護士と書いてある。

そのライブでゲストに出てたSTOMPIN’BIRD。ベースのYASUもMCで昼間仕事してから来たって言ってた。

どこまで売れれば音楽だけで食べていけるのかはわからない。食べれないこともないけどあえて別の仕事をしてる場合もあるし、結婚してるか独身かどうかで収入に対する意識も違うだろう。

ただ共通してるのは続けたくて続けてるんだろうなってことなのだ。



ライブハウスの住人

インディーズでも若いバンドと歳を重ねたバンドでは、応援する世代もそのスタンスもまるで違うと思うのだ。

でも共通してるのは、インディーズは荒削りでいい意味でギラギラしてるところなのだ。

人間が人間らしく好きなことを追い求めてる場なのだ。

「メジャーに行って変わった」

よく聞かれる言葉ではあるが、メジャーは変わらないとやれない場なんだと思う。

ファンが入れ替わることも多いと思う。でも、失うものとは引き換えに多くのファンを獲得しなければやっていけない場なのだ。

BiSHのセントチヒロ・チッチがbachoを褒めてる。まあホントは若いENTH目当てだったんだと思うけど、それでも何か感じるものがあったと思いたい。

音楽をメジャーとインディーズで住み分けする必要は本来ないんだけど、メジャーに行ってもライブハウスでやってくれてるバンドにはそこまで大きな変化は感じない。ただチケットが取れなくなるだけかなと思う。

変わらないために変わる。

どこかで聞いた好きな言葉なんだけど、変わらずに続けてる人と続けるために変わる人ってどっちが正解なんだろ。

俺が一番悲しいのは、ライブハウスで育ったバンドがライブハウスでやらなくなること。

結局俺はライブハウスの住人ってこと何でしょうねー。



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