【Hi-STANDARD】ハイスタは畳まない!アリーナ公演は畳むかも…

【Hi-STANDARD】ハイスタは畳まない!アリーナ公演は畳むかも…

どうも、パンク大好きデミさんです。

2017年12月14日。

90年代から何度もHi-STANDARDを観てる人、そして2011年の復活後や今回のThe Gift Tourに何度も参戦した人はこの日のライブと以前に参戦したライブを比較検討できる。

あー、あの日のライブと比べて今日は難波章浩の調子が悪かったなとかね。

でも、俺にとっては全てが初めての経験だった。

ってことで今回は長くなります。

まずはエピローグから。



エピローグ

俺は90年代はハイスタなんぞに目もくれずTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTどっぷりの生活を送った。

そして2003年のミッシェル解散後のぽっかり空いた大きな穴を、細美武士率いるELLEGARDENに埋めてもらった。

だから、the HIATUSで細美武士と元・ミッシェルのウエノコウジが一緒にやってることは今でもたまに信じられなくなる。

そしてチバユウスケ率いるThe BirthdayKen Bandが交流してる昨今、非常に感慨深いものがある。

俺個人の音楽的な好みは、2000年代にミッシェルのロックンロールからエルレのパンクロックへと移行したという形になる。

そのエルレも2008年に止まって以降、ハイエイタスにはいまいち馴染めずフラフラと2年半が過ぎた。

そんなある日、事件が起きた。

2011年3月11日14時46分18秒に発生した、東日本大震災である。

未曾有の被害に打ちひしがれる中に灯った一筋の希望の光。

それがその一月後にハイスタの復活とともに開催が発表されたAIR JAM2011だった。

俺はパンクスの復興支援活動の素早さに大いに感銘を受け、まず震災後発信を続けていた横山健を追いかけ始めた。

しかし今となっては恥ずかしいことだが、この頃の俺はHi-STANDARDは認めてなかったのである。

リアルタイムにその凄さを知らなかったのもあるが、Ken Yokoyamaとしてある程度の地位も名声も、そして成功を収めていたのになぜハイスタをやるのかよくわかってなかった。

「日本のためにやる」この横山健の言葉は本心から言ってるのだろうが、もしかしたら難波章浩にやらされてるんじゃないか、そんなことすら思っていた。

だからその年に横浜で開催されたAIR JAM 2011は応募すらしてない。

そして翌年東北で行われたAIR JAM 2012の時も一緒だった。

2015年年末に尽未来際FAT WRECK25周年記念公演・POWER STOCK2015の時も申し込んでない。

そして2016年4月14日21時26分熊本地震の発生と、その一ヶ月後の5月10日17時、AIRJAM 2016の発表。

地震が起きる前から開催は決まっていたということだが、この時はついに申し込んだ。当たらなかったけど。

当時のことはあまり思い出せないんだけど、居てもたってもいられなかったのはよく覚えている。

以前から仕事で九州に行く機会があったからかもしれない。

熊本市内の惨状も直接取引先から聞く機会があったからかもしれない。

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

ELLEGARDEN

Ken Yokoyama

Hi-STANDARD

今思えば自分の中でハイスタに繋がる道(ストリート)というのが出来ていたんでしょう。

その後の GOOD JOB! RYAN TOUR 2016 も申込んだけどもちろん外れました…

前置きが長くなったが、こんな経緯でようやく心の底から3人組を観たいと思ってからこの日を迎えたんです。

当日は、一般先行発売で奇跡的に取れたスタンド席のチケットを握りしめて、さいたまスーパーアリーナに向かいました。

開演前

着いたのは18時半頃だったか。

さいたま新都心駅で降り忘れ、大宮から引き返すという。

緊張してたんだろうか、何度も言ったことあるのに初めて間違った。

この写真はアリーナ席の入り口。ここに並んでる人たちがほんとに羨ましかった。

それを横目に階段を登ってNゲートスタンド席の入口へ向かう。

この時、HAWAIIAN6のハタノさんとすれ違った。

俺のチケットはスタンド500レベル・ステージ正面の最上段。

はっきり言って豆粒です。めちゃくちゃ遠かった。

でもスタンドの傾斜がとてもきつく、会場全体を見渡すには十分すぎる席でした。

大きなモニターもあったし文句なし。

チケットが手に入っただけでも幸運だったんだ。そう思っていた。

周りを見渡すと、いい感じにお年を召してる方たちが。

俺は今年40ですが、俺よりもおそらく年上の、見た目も体型も崩れたお年を召したいわゆるおっさん・おばさんがツアーグッズを身にまとって着席してました。

でも不思議と、あーダセぇ…ってならないんです。

もうその姿を見るだけでエモいんですよ。

ここに来るまでに90年代をハイスタとともに過ごした人生の先輩たちなんですよね、彼らは。

はっきり言ってグッズ作成者の思いとは違って見た目の着こなしはかっこよくないんですよ。

なんかそれだけでぐっと来てしまって。

でも、よく見るとその間あいだに若い子の姿がチラホラと。

ハイスタ世代というのが繋がってるんですよね、今も脈々と。

なんて考えてたら、マキシマム ザ ホルモンのライブが始まりました。



マキシマム ザ ホルモン

昨日はHi-STANDARDの“THE GIFT TOUR 2017”ツアーファイナル@さいたまスーパーアリーナへ出演してきました! ナヲちゃんの『今日ここにいる人たち、みんな気持ちは一緒。今夜は攻めっから!』その言葉で会場の熱気は一気に急上昇! ライブ途中、スクリーンに映し出されたのは今から20年前、当時のダイスケはん(20歳)とナヲちゃん(22歳※自称広瀬すず似w)がハイスタ恒さんと一緒に撮った貴重な3ショット。 二人が何時間も出待ちをして撮ってもらった一枚とのことです。(てか、二人とも若っ!w) あの頃、憧れの青春そのものだったハイスタとの対バン。しかもツアーファイナルという大きなステージに、ホルモンが立ちました! もう若手とは言えないホルモンですが、『今日は俺らが白帯バンド』その言葉をきっかけに始まったホルモンの真髄ともいえる永遠の白帯精神を謳った「ロック番狂わせ」の他、「セフィーロ・レディオ・カムバック〜青春最下位〜」ではイントロやアウトロにハイスタのフレーズをマッシュアップさせる特別アレンジで、全8曲の熱いライブが繰り広げられました! 最高の夜となった昨日のライブ写真は10枚。 ぜひご覧ください! byミミカジル #マキシマムザホルモン #histandard #thegifttour2017

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セトリは別記事でまとめてますが、今回は改めて書きます。

  1. 握れっっ!!
  2. What’s up,people?!
  3. F
  4. ロック番狂わせ
  5. ロッキンポ殺し
  6. パトカー燃やす
  7. セフィーロ・レディオ・カムバック〜青春最下位〜
  8. 恋のスペルマ

フェスでおなじみの曲をもっとやるのかと思ってたら、今回のホルモンは大いにハイスタを意識したセトリになってた。

一曲目の『握れっっ!!』はこの動画を思い出した。

この動画にはやらかした健さんが出てくるんだけど、これを知っててあえてこの曲をやったと思う。

横山健への最大限のユーモアとリスペクトを込めて。


ぶっ生き返す

黒帯バンドをハイスタに、そして白帯バンドをホルモンに例えたダイスケはんのMCからの『ロック番狂わせ』。

『パトカー燃やす』『セフィーロ・レディオ・カムバック〜青春最下位〜』で、ハイスタを追っかけてた頃の青春時代を表現(この2曲はレアですかね)。

とくに『セフィーロ〜』ではイントロに『STAY GOLD』のフレーズを組み込んでたような。

最後に恋のおまじないからの『恋のスペルマ』で会場を一つにして去っていきました。

ツネさんいじりのMCもとても面白かったし、ナヲとダイスケはんのハイスタ自慢のミニコントも最高だった。

あとから気づいたのだが、ダイスケはんは腰痛のために座薬を入れてライブに臨んでいたらしい。

ツアー発表前に、どのバンドよりも先にホルモンにさいたまスーパーアリーナを任すべく難波さんがオファーをしたこともこの日に明らかになったが、その嬉しさを目一杯ライブでぶつけてくれた。

他の会場のゲストもそうだったと思うが、今日のホルモンもハイスタ愛に溢れてた。

ファイナルに呼ばれたことが嬉しくて仕方のない気持ちを隠そうともせず、会場を熱気と興奮に包み込んだそのパフォーマンスは大いに感動しました。


Hi-STANDARD

  1. The Gift
  2. Growing Up
  3. All Generations
  4. Summer Of Love
  5. I Know You Love Me
  6. DEAR MY FRIEND
  7. Hello My Junior
  8. GLORY
  9. Close To Me
  10. Pink Panther Theme
  11. NOTHING
  12. Going Crazy
  13. We’re All Grown Up
  14. Pacific Sun
  15. California Dreamin’
  16. Fighting Fists,Angry Soul
  17. STARRY NIGHT
  18. Lovin’ You
  19. The Sound Of Secret Minds
  20. Stop The Time
  21. STAY GOLD
  22. Free
  23. Maximum Overdrive
  24. BRAND NEW SUNSET

アンコール

  1. ANOTHER STARTING LINE
  2. TEENAGERS ARE ALL ASSHOLES
  3. Happy Xmas(War is Over)
  4. CAN’T HELP FALLING IN LOVE
  5. MOSH UNDER THE RAINBOW

アンコール

  1. My Heart Feel So Free
  2. TURNING BACK

出てきた時に、難波さんがPIZZA Tを着てることに気づく、健さんはWoodsticsなのに。

途中で難波さんは言ってた、何度も有難うって。健さんがPIZZA OF DEATHを守ってくれてたからだって。

ツアー中、一曲も被らなかったオープニング曲。この日は『The Gift』。

生で初めて聴くハイスタの一曲目、イントロの「キーン」というハウリングからの健さんのギターでもう涙腺が崩壊してた。

あのハイスタが音を出してる、ライブをしてる。

あの横山健がコーラスをしてる、バッキングしてる。

そして難波章浩が歌ってる。恒岡章が叩いてる。

その事実を受け入れるまではこの曲が終わるまでかかった。

そして次の曲の『Growing Up』。

健さんの「アー」「フー」というコーラス。

ここでようやく我に返りました。

昔の曲を聴いて、改めて、現在進行形でハイスタが生きていることを実感できました。

ここからはなんとなく覚えてることを。

  • MVで観た通り、『All Generation』で健さんが変顔して、難波さんが歌い出しに遅れる
  • 『Summer Of Love』での健さんの「Why That!?」ってところ、マイクに飛びかかるようなコーラス
  • ここに来たくても来れなかった人の分も!『DEAR MY FRIEND』
  • 難波さんが矢沢永吉のタオルを掲げてる人を発見したら、健さんが弾き語りしてた(曲知らない)
  • 健さんの「1.2.3.4!」からの『GLORY』
  • いつまでもそばにいるから!『Close To Me』
  • もう何もいらないよね!『Nothing』
  • 難波さんの不器用なMCに、健さんがバンドだったら曲で勝負しろよって、Ken Bandを引き合いに出してフォロー
  • ツネさん、AIR JAM2012の時からやりたかったって言ってサッカー日本代表の『Vamos NIPPON』を叩き出す
  • ライブ中も何度も立ち上がって手を振ってくれる
  • 『Pacific Sun』から『California Dreamin’』の恐ろしいほど色気のある横山健のギター
  • どん底の時前歯だけでも金歯にした!『STAY GOLD』
  • アンコール時、横山健、亡き兄の墓前に添えてたキャップをかぶって登場
  • 帰ると見せかけて2曲やってくれて、最後健さん「I Love You SAITAMA!OK!」

もう痺れましたよ。書いてる今でも信じられないです。

余韻なんてもんじゃない。今年一のライブなのは間違いないが、今まで観たたくさんのライブの中で一番のライブだったと断言できます。

それくらい素晴らしい夜だった。

来年以降はライブハウスツアーか?

まず31曲というその曲数に注目してほしい。

ツアー前、健さんは持ち弾は60曲と言っていた。

その半分以上をファイナルで披露してくれた。

時間にすると約2時間半、もうそれはもうとんでもないライブでした。

フロントマン、難波章浩のプレッシャーは相当なものだったはずだ。

ラジオで大阪2daysのあと5日間寝込んだと言っていたし、なんて言ったってあのHi-STANDARDのメインボーカリストですからね。

ハイスタが止まったあと、ここまで大規模なツアーを難波さんはしてないと思う。

NAMBA69ではもちろんツアーはしてるが、会場の規模、バンドの大きさ、観客の期待度の高さはNAMBA69の比ではない。

あとは年齢から来る疲労もあるのでは。

この日のライブでは明らかに途中から高音部分が苦しそうだった。

半音下げて歌ったり、健さんにフォローしてもらったりしてなんとか最後までやりきった。

ずっと歌ってるボーカルと比べてはいけないのだが、健さんのコーラスは最後まで伸びがあった。

この日もしきりにバンドメンバーに感謝の言葉を述べてた難波さん。

来年は大きいハコを使用するような大規模なツアーはやらないかもしれない。

Ken Bandは休んでたのに対して、並行してショートツアーをしたNAMBA69。

この戦略も裏目に出たのではなかろうか。

そしてもう一つ。

健さんが『Free』の時、会場にコーラスをさせたのだが、「下北シェルターの200人のほうが凄かったぜ!」って言ってたこと。

ツンデレな健さんの発言だからあまり気にすることはないかもしれないが、やはり彼らはお客さんの反応がダイレクトに感じれる狭ハコのほうが好きな気がするのだ。

難波さんは序盤からアリーナ最前ブロックを煽ってたし、上から見てたのだがアリーナにいる人の中にも後ろの方でじっくり観てるひとがたくさんいた。

ステージ上からどういうふうに映ってたかは分からないが、アリーナ公演は狭いハコでのあの一体感とは違うのだ。

スタンド席でもじっと座ってみてる人がいた。

それがいい悪いではなく、3万人もいれば色々な人がいるということ。

コーラスもライブハウスよりは絶対に統率が取れないのである。

ハイスタクラスになると、会場も自由に選ぶことができる。

一度今回のような大規模なレコ初ツアーを行ったのである。

来年以降は自分らのバンド活動に軸を置きつつ、程々の規模の大きさのショートツアーをやるのではないか?

いや、やってほしい。

一年に一度でいいから、Zeppクラスの2,000人規模のライブハウスを中心としたツアーを継続してやってほしい。

観れて幸せではあったが、スタンドで見ててやはり物足りなさが残った。

最後の『MOSH UNDER THE RAINBOW』で肩を組んで輪の中に入りたかった。

でも焦ることはないだろう。

横山健はもうハイスタを畳まないと言ってくれた。

メンバー誰かが死ぬまでHi-STANDARDを続けてくれると言ってくれた。

また来年以降あの3人組を見れる機会はきっと来る。

アリーナで見れたら、その時にはまた生涯一のライブを上書きしてくれると思うのだ。

有難う、Hi-STANDARD。また今度会いましょう。

会場に駆けつけた著名人

最後にさいたまスーパーアリーナに駆けつけた著名人を分かる範囲で紹介します。

  • HATANO(HAWAIIAN6)
  • シモ(the chef cooks me)
  • TATSUYA KOBAYASHI(BACK LIFT)
  • 伊地知潔(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
  • 長島涼平(the telephone)
  • 木内(サンボマスター)
  • トーキョー・タナカ(MAN WITH A MISSION)
  • ゆってぃ
  • 阿曽山大噴火
  • Kenta Koie(Crossfaith)
  • GEN・オガタリュウタ(04 Limited Sazabys)
  • カズキ(SHADOWS)
  • SAMBU・ko-hey(NAMBA69)
  • KO-TA(SWANKY DANK)
  • アカマ トシノリ(HOTSQUALL)
  • YOSHIYA(RADIOTS)
  • セントチヒロ・チッチ(BiSH)
  • 小野まじめ(クールポコ)
  • JOJI(dustbox)
  • TANNY(GOOD4NOTHING)
  • いやま(Dizzy Sunfist)
  • 磯部正文(HUSKING BEE)
  • jungray・松浦英治(Ken Yokoyama)
  • 善し(COWCOW)



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