【Dizzy Sunfist】あやぺた「ステダイ」論争について考える!

【Dizzy Sunfist】あやぺた「ステダイ」論争について考える!

どうも、パンク大好きデミさん(@Takenoco0803)です。

今回はライブハウスのマナーとモラルについて。

このテーマはいつも答えが出ないんだけど、考えなければいけないことだと思うんで。



ステージ上がんな!

5月13日(日)、熊本DjangoでのDizzy Sunfistのライブ後、ボーカルのあやぺたがこうツイートした。

調べてみると、注意したにも関わらず繰り返しステダイ(ステージからダイブすること)されたことに対して曲を中断して怒ったということらしい。

その当事者らしき人がツイッター上や質問箱経由でめちゃくちゃバッシングされてて可哀想になったが(特に匿名の質問箱はクソ!)、当の本人は聞こえなかったんだろうし、そもそも興奮してて聞こえないくらいテンションが上ったからステダイをしたのだろう。

結構きつめのリプに対してそれでも真摯に返答してる彼は、本当にDizzy Sunfistが好きなんだろうなと思ったし、逆に立派だなと思いました。

ライブ中にステダイした彼とあやぺたは和解してるようだし(ライブ中もライブ後も話したようだ)このことに対しては、俺は仕方ないかなあと思う。

和解が成立した後、改めてあやぺたはステージに上ることはやめてほしい旨をSNSで発信したということだ。

ここで疑問が。「あやぺたがステダイを嫌ってる」という情報は、はたしてどこまでファンに行き渡ってたのか?

今まではそんなことを言ってなかったって人もいるし、知ってた人は知ってたことなのかもしれない。

でも知らなかった人は、今回あやぺたがSNSを通じて言ってくれたおかげで知ることができた。

それでいいのではないか。

もちろんファンがステージに上ってダイブすることについての賛否はある。

でも、それを容認してるバンドもいる。俺が観たことあるバンドでは、Ken YokoyamaHAWAIIAN6NAMBA69STOMPIN’BIRDBBQ CHICKENS等など。他にもたくさんいるはずだ。

それをわかっていれば、危ない場所に近づかなければいいだけだ。

ステージ前方の真ん中辺りはダイバーもたくさん来るし、モッシュも激しい。

俺はそこにあえて突っ込むときもあるし、疲れたら左右に逃げたり後方に下がったりする。

気をつけてても不慮の出来事で怪我をすることもある。

とにかく、『Ken Yokoyma VS NAMBA69』はダイブモッシュ禁止なんて全く無いんで!とにかく暴れたいやつ前に来て。で、怪我したくなかったら、ほんと、そういう方は後ろに行ったほうがいいよ、ほんと、うん。この、これが俺たちの、ほんと、まず今言えること。もうHi-STANDARDもほんと、ずっとそうやってきました。だけども、最近は前に来たい、来たがっている小さな女の子たちがたくさんいるっていうのもわかってんの。で、それをわかってての、これからどうやっていくかっていうことだよね、うん。

これは奇しくもDizzy Sunfistのライブと同じ日の、難波章浩(Hi-STANDARD)のラジオ『難波章浩の今夜もCLOSE TO ME』で喋ってた言葉である。

【Hi-STANDARD】難波章浩が考えるダイブ・モッシュとは?

「暴れたいやつが前に行き、怪我したくない人は後ろに行ってくれ」

この言葉が全てなのだ。この文化がライブハウスにずっと存在してるのだ。



女性であるということ

でも、少し立ち止まって考えたい。

Dizzy Sunfistはあやぺた(ボーカル・ギター)・いやま(ボーカル・ベース)の二人のフロントマンが女性のバンドである。

パンクバンドで女性ボーカルのバンドは少ないし、最近出したアルバムの出来はすこぶるいい。

アルバムレビューも書いたが、幅広いリスナーの耳を満足させられる出来になってると思う。

【Dizzy Sunfist】『DREAMS NEVER END』は耳の肥えた30代以上のパンクスにオススメしたい!

ファン層は確実に広がってるはずだ。だからこそ今回の件は、その過渡期におけるハレーションを起こしたとも言える。

今までライブハウスに行かなかった層を巻き込んでバンドがでかくなる際には必ず何か起きる。

それは今や国民的人気バンドになったWANIMAを見てもそうだ。

ダイブ・モッシュを知らない人がモッシュピットに押し寄せれば、それを予想していない人が怪我する恐れがあることくらい誰でもわかる。

とくに彼女たちに憧れる女性ファンが増えてるように感じる。

そこで発信された、今回のステージに上がるなというツイート。

忘れてはいけないのは彼女たちも女性だということ。

「女だからって舐めんな」という意気込みを持ってパンクシーンに殴り込みをかけてる彼女たちに、そんな配慮はふさわしくないかもしれない。

同じフィールドで戦う男のバンドマンからしたらふざけんなって思うかもしれない。

でも、ステージは神聖であるという思いと同時に、男がわらわらとステージに上ってくる怖さを感じてるとしても不思議ではないと思うのだ。

「客をステージに上げるのは客と演者が信頼関係がある証」

「SNSで言わないで直接言え」

「昔はそんなこと言わなかったのに売れたら変わった」

「柵がない、ステージ低いとこでライブすんな」

色んな意見があるのが事実である。全部正しいような気がしてならない。

でも、ステダイできなくなったからもうDizzy Sunfistのライブに行く気が失せたというなら、それはそれで仕方ない。

自由が制限されたと思うなら、残念ながら行かなきゃいいだけの話だ。そういう人はステダイ容認のバンドのライブで大いに暴れればいい。またそれも自由だ。

こういうダイブ・モッシュ論争というのは定期的に巻き起こる。

それに対してくだらないと思うときもあるし、窮屈だと感じることもある。

まあこういうブログを書くことによって、俺はまたその場にいなかったくせにという批判を受けるわけだ。(気にしないけど)

でも、俺は必要な議論だと思うのだ。

バンドマンみんな同じ考え方を持ってるわけじゃない。

意見が変わることもある。

その都度こちらの考え方もアップデートしていかなきゃいけない。

だから今回のあやぺたの件は、また各々がライブハウスに対して考えるいいきっかけになればいいと思う。

バンドの世界って体育会系なとこがあるから、Dizzy Sunfistこれからも色々こういうことが起こるでしょう。

自由が一番だとは思う。でも、怪我したくなければ前方の危ない場所には近づかないという制限をつけたほうがいい。

ステージ前方左右スピーカー前。ここには怪我したくないけど前の方で、アーティストに近いとこで見たい人達が集まってます。俺も最終的には大抵ここに落ち着く。

音圧が半端ないので、耳栓必須ですよ!



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