3月11日をバンドマンはどう過ごしていたのか?

3月11日をバンドマンはどう過ごしていたのか?

どうも、パンク大好きデミさんです。

あの日から7度目の3月11日がやってきました。

毎年この日に思います、今も継続して支援活動に携わってる人はどれほどいるのかって。

今日はそんな、バンドマンの3.11について。

時が経てば記憶は風化していく。でも、それでも俺は今できることをやっていきたい。

今やってない人が悪いと言ってるのではありません。今も忘れずにやってる人を忘れないために記していきたいだけです。



 

ACIDMAN LIVE in FUKUSHIMA 2018


ミレニアム(初回限定盤)

震災後、毎年3月11日に福島県でライブを行っているACIDMAN

今年も3月11日に「ACIDMAN LIVE in FUKUSHIMA 2018」をいわき芸術文化交流館アリオス中劇場で行った。

この日、ボーカルの大木伸夫は「重大な出来事があって忘れてはいけないんだけど、毎年福島に来るのが楽しみになっている」と語った。

彼らのエピソードで特に印象深いのは過去のこの対談。相手はASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文。

後藤「まず震災当時のことから聞きたいんだけど、あのとき、ACIDMANはツアーをやめなかったでしょ? 俺たちはツアーが中止になっちゃったからさ。いったいどういう気持ちで続けたのかというのを、今一度話してほしいんだけど」

大木「そうだね……震災の時はツアー中で福岡に移動してる最中で、“とんでもないことが起きたんだな”と思った。次の日のライブはスタッフから延期しようと言われたんだけど、『今、来る人がめちゃくちゃ不安だし、俺たちみたいな歌を唄ってる人間は、そこでやれる環境があるんだから、やらなきゃおかしい』と言って、やったんだ」

後藤「うんうん」

大木「その日のライブは本当に印象的だったね。全然ワーッなんてならなくて、もう異様な空気感が満ちてたんだけど、3曲目ぐらいに『みんなの気持ちはすげえわかるし、俺も不安でいっぱいだけど。俺たちは“結局人は死ぬ”ってことをずっと唄ってるから、今を生きなきゃいけないんだよ』『今のこの一瞬を、自分の命を楽しもう』って言ったら、めちゃくちゃ盛り上がった」

後藤「うん、なるほど」

大木「もう初めてぐらい、あんなみんなが興奮してるのを目の当たりにして。美しい光景だったし、自分自身も助けられたね」

世界と未来ー世界を変えたいんだったら、まずは自分が変わる。大木伸夫

殆どのバンドがライブを中止する中、あえてやるという選択をした彼ら。

「人は死ぬから今を生きなきゃいけない」

賛否両論あっただろう。でも、今も毎年あの日に福島でライブを行っている彼らは決してブレてないと言える。

あの大木の帽子の中には薄毛…いや、宇宙が入ってる(笑)。 3.11以前はあの中身を知らなかった。あれから何年経ってもACIDMANは3.11は福島でライブをやり、原発のこと、戦争のこと、世界のことを美しい言葉で音楽にしてる。

ACIDMAN presents「SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI”」/さいたまスーパーアリーナ

BRAHMAN TOSHI-LOWの言葉である。

また来年の3月11日、彼らは福島で歌ってるに違いない。



 

SONG OF THE EARTH FUKUSHIMA

震災から8年目を迎える2018年3月11日(日)、一般社団法人LOVE FOR NIPPON(ラブ・フォーニッポン/代表 Candle JUNE。以下、LFN)は、福島県いわき市いわき南台仮設住宅で SONG OF THE EARTH FUKUSHIMA -CANDLE11th-(以下、SOTE)を開催いたします。

LFNは、東日本大震災以降、現在に至るまで断続的な被災地支援活動を継続しています。SOTEもさまざまな場所で開催を続けてきました。今回は、いわき市で双葉町の有志「夢ふたば人」のみなさんと一緒に開催いたします。イベント当日は、福島に通い続けてくれているミュージシャンがステージで音楽を奏で、楽しいワークショップも開催。子どもから大人がみんなで一緒においしいものを食べて、笑って過ごしながら、「3.11」という日に、そして福島に、みんなで心を寄せたいと思います。

2018年3月11日 SONG OF THE EARTH FUKUSHIMA-CANDLE11th-

参加したアーティストは以下の通り。

  • TOSHI-LOW
  • 若旦那
  • 細美武士
  • ORANGE RANGE(ACOUSTIC SET)
  • 谷本賢一郎
  • 渡辺俊美
  • 片平里菜
  • 青谷明日香
  • 山岡トモタケ&剛(ex.WHITE ASH)
  • zero zero z
  • 高橋てつや
  • ハナレグミ(サプライズ出演)
  • トーキョー・タナカ(サプライズ出演)

Candle JUNE:負けず嫌いの自分は八年目からは言いたいことを言います。まずは「福島原発」という名前を変えてくれって。福島の原発じゃない。あれは東京電力という会社の物です。東京電力第1、第2とすればいい。原発だけが福島ではないし、津波被害もひどかったんだ。そして事故を起こしていない各地の原発も、電力会社の名前にするべきだと。

事故がおきて農作物が売れなくなった。いじめや風評被害をなくしたい。福島県の人たちと声を出していきたい。頑張っているかっこいい大人たちがここにたくさんはいます。みんな遊びに来て欲しいです。本当はもっといいたいことがあるけれど、あとは出演するアーティストに渡したいと思います。この日のために毎年予定を空けて、当たり前に来てくれる人たちがいるんです。ここから先はそんなアーティスト達の想いを感じてください。

キャンドルジュンの、この話に尽きる。

福島第一原発(フクイチ)ってよく呼ばれるんだが、そんな言い方も変えるべきですよね。

事故を起こした「東京電力」の発電所が福島にあるだけのことです。

来年も当たり前のようにアーティストたちが集まるのだろう。そしてその思いに共感する人々も。



 

ASYLUM2018 in Fukushima

ASYLUM(アサイラム)は現代という荒野で音楽やアートに心の拠り所を求めるというコンセプトのもと2007年より開催している沖縄那覇市の桜坂を舞台にした街フェス。2011年3月11日の東日本大震災をきかっけに2012年3月からASYLUM in Fukushimaと題し福島での開催がスタートした。

参加したアーティストは以下の通り。

  • タテタカコ(アフターパーティも)
  • TURTLE ISLAND
  • THE ZOOT16
  • the LOW-ATUS(アフターパーティも)
  • 切腹ピストルズ
  • 東京ペッパーズ
  • 前川エクスプロージョン
  • ミーワムーラ
  • 内郷げんこつ会+足田メロウ
  • to overflow evidence
  • あぶらすまし
  • DJ:トーキョー・タナカ (from MAN WITH A MISSION)

タナカは前日もチャンネルスクエア移設のイベントに出演してる。

次の日には午前中に SONG OF THE EARTH FUKUSHIMA に出演した後、club SONIC iwaki に移動して30分DJ。

その後、GAMADASE KUMAMOTO2018 の打ち合わせで熊本に向かったそうだ。

チャンスクに関してはこちらをどうぞ:CHANNEL SQUARE



 

MASTER PEACE’18

杜の都・仙台市内6会場によるライブサーキットイベント。2011年3月11日に起こった東日本大震災以降、同日を少しでも笑顔で愛のある1日にしたいという思いからイベントを発起。曜日にかかわらず、毎年3/11にイベントを開催している。イベント・グッズ利益は全額東日本大震災関連へ募金。

MASTER PEACE’18

参加したアーティストは以下の通り。

  • ircle
  • アルカラ
  • Avenge Somebody’s
  • アンテナ
  • Yellow Studs
  • INKYMAP
  • indischord
  • HH&MM(日向秀和&松下マサナオ)
  • A11yourDays
  • KUDANZ
  • GRAND FAMILY ORCHESTRA
  • Survive Said The Prophet
  • THE MUSMUS
  • G-FREAK FACTORY
  • SHIT HAPPENING
  • 清水葉子(UNLIMITS)
  • STANCE PUNKS
  • Stormymonday
  • 絶叫する60度
  • SEPTALUCK
  • ソライロブランケット
  • 竹森マサユキ(カラーボトル)
  • DEAL OF CROWN
  • TAKE NO BREAK
  • @なおポップ
  • 中村マサトシ
  • NOISEMAKER
  • HER NAME IS BLOOD
  • BUSTERCALL
  • BACK LIFT
  • folca
  • PRAISE
  • BruteRocks
  • 村松拓(Nothing’s Carved In Stone)
  • Radicalism
  • ROACH

Nothing’s Carved In Stoneからは村松拓と日向秀和が別々に出演。

https://twitter.com/takafumi09/status/973515476616687617

G-FREAK FACTORYの茂木さんは、OVER ARM THROWの鈴野洋平と一緒に植樹しに行ってました。



 

RAZORS EDGE & Pangea presents ”DON’T FORGET 3.11″

パンゲアとの合同企画”DON’T FORGET 3.11″を今年も開催します。
この東日本大震災へのチャリティー無料ライブも今年で5枚目。
これまで沢山の人達の協力のおかげで続けてこれることができました。

実際にあの震災後、現地に何度か物資を届けに行ったりライブをしたりした身として、何かできることってないかな?と始めたのがきっかけ。
どんどん年月が経つにつれて風化していってしまうのを少しでも食い止めたい!と。
東北からは何百キロも離れている関西、大阪でも僕らだけじゃなくて3.11は色々なチャリティーイベントがライブだけじゃなくて今も開催され続けています。
気持ちのある人が各々でできることをやるっていうのが大切なんです。
僕達も協力して気持ちたっぷりに参加してくれる仲間と今年も「忘れないため」に3.11のライブをやりたいと思います!

参加したアーティストは以下の通り。

  • RAZORS EDGE
  • BURL
  • THE→CHINA WIFE MOTORS
  • THE SKIPPERS

入場無料(投げ銭制)。別途500円のドリンク代のみのイベント。

このイベントはそれ以外にもレトルト食品と日用品の物資の募集も行い、預かった物資はカウンターアクション宮古へ送ることとなった。



 

HAWAIIAN6 早朝ライブ→防災訓練

前日カウンターアクション宮古でライブを行ったHAWAIIAN6の3人。

彼らは翌日の早朝ミニライブを行った後、地域の防災訓練に参加した。

その様子がこちらだ。

  • AM5:50ライブスタート  MC 畑野さん「言っとくけど、本気で練習すっからな俺ら」
  1. Church
  2. Heartbeat Symphony
  3. Eternal Wish, Twinkle Star
  • 曲終了とともに照明が落ち、地震発生→外の駐車場へ一時避難→宮古小学校へ徒歩で避難

彼らはこの後大船渡FREAKSに移動してライブを行った。

3月11日に大船渡でライブをやったのは震災後初めてだったらしい。

きっとみんなの記憶に残るライブだったに違いない。



 

3/13 石井麻木写真展 【3.11からの手紙/音の声】 at 渋谷

俺は、一日だけ行われた写真家・石井麻木さんの写真展に行ってきました。

https://twitter.com/ishii_maki/status/969785244164345857

ギリギリの到着でも入れるかどうかを事前に麻木さんに問い合わせてたのですが、会場に到着したのは結局18時40分頃。

それでも人がたくさんいました。

九州北部豪雨、南阿蘇大復興祭、そして今年の1月盛岡で行われたKiss Me Deadlyの写真などをじっくり見ていると、さっき写真で見てた人と似た人が会場にいたんです。

よく見たらそこにいたのは横山健でした。ごくごく自然に、手をポケットに入れたり後ろに組んだりしながら写真を眺めていました。後ろの方で全体を眺めているかと思ったら、近づいて食い入るように見てたりしてました。

先日のインスタは石井麻木さんの写真についてだった。そして東京でやる写真展はこの日1日しかない。きっと事前に健さんが来ることは連絡が入ってたのだろう。

なぜなら今日の麻木さんは、PIZZA OF DEATHの「WE ARE FUCKIN’ ONE」Tシャツを着てたのだから。

会場にいる人もおそらく健さんの存在には気付いていたと思う。でも、誰も声をかけることなく麻木さんの世界に浸ってた。

俺もそうだった。ついさっきまで写真で見てた健さんがすぐ隣りにいて、それはもうドキドキしたのだが、今日の主役は麻木さんの写真だから声もかけなかった(実際にはビビってかけれなかったのだが)。

ちょうどその時に流れてた曲が、Ken Yokoyamaの『We Are Fuckin’ One』。


Best Wishes

それはもう贅沢な時間だったです。横山健と一緒に石井麻木さんの写真を見れるなんて夢にも思わなかったです。

健さんは以前のように震災や原発についてメディアで発言してない。

でも、被災地のことはきっと忘れてない。だって眼鏡を外して食い入る様に見てた写真は、九州北部豪雨で泥に埋まってた車の写真だったんだから。

未だに健さんはライブで震災のことを触れてくれる。普段メディアで語ることはしなくなったけど、同じ空間にいる人間には語りかけてくれる。

今年3年ぶりに行われる東北JAM、同じハイスタメンバーの難波さんと共に出演することも発表された。

きっと、困ってる人を助けるのは当たり前だと今も思ってるはずだ。

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渋谷で開催された、写真家の石井麻木さんの写真展【3.11からの手紙/音の声】に行ってきました。 被災地の光景は自分の目でも見てきましたが、時間が経った今あらためて写真を観ると、思い出すことがいっぱいあります……つまりもう忘れてるんです。 写真の中の光景はずっと変わらない。 被災地の写真は「忘れるなって押し付けてくる気がして苦手」という方もいるとは思うんです。 しかし麻木さんの写真は「忘れないで」とは押し付けてこない。 「ああ、忘れてたな」「忘れたくないな」と自発的に思わせてくれる。 そして「じゃあどうしよっか」を同時に与えてくれる、とボクは感じるんです。 それはたぶん、麻木さんが怒りや苛立ちでシャッターを押してないからだと思うんです。 「主眼は『忘れないで欲しい』ということなのだろう」と推測しがちが、受け取れるものはどうやらそれだけではない。 何度も観た麻木さんの写真集に掲載されている写真も、大きなパネルで観るとまた感じることも変わったり……しばらく写真の前から動けなくなったりもしましたし、苦しい気持ちにもなりました。 でもボクは「時には忘れて前に進むことも大事」を受け取りました。 どういう神経してんだと思われてもいいです、素直な気持ちです。 忘れて進むことも大事、忘れずにいることも大事。 生きていく上ではどっちも同じくらい大事なことです。 矛盾はないです。 (この写真も)Photo by Maki Ishii (ずら) #石井麻木 #石井麻木写真展 #kenyokoyama #横山健

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「忘れて前に進む」

残酷なようで、時には必要な気もします。

俺が震災や災害関連のことを綴っているのは、バンドマンを通して自分がやった気になってる自己満足なのかもしれない。

この目で被災地を見るということ。すごく大事なことだと思うのだが俺はそれすら出来ていない。

麻木さんの写真展に行くということは、そんな自分が唯一被災地に触れる機会なのだ。

何もしてない人は何もわからないのか?俺はそれは違うと思う。

何もしてなくても情報を得ることはできる。もちろん間違った情報ではなく正しい情報を探さなければいけないが、そうすることによって知った気になれる。

機会を作ることも大事。そのきっかけを作るのも大事。自分でやることが大事なのは間違いないが、実際やってる人のことを知ることも大事。

「忘れて進むことも大事、忘れずにいることも大事」

俺はその言葉に、「自発的に」って言葉が付いてると思う。

自分で考えて、忘れる。自分で考えて、忘れない。

すべての人が一度は立ち止まって考えること。全てはそこから始まるのではなかろうか。



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