【Ken Yokoyama】「自由にやることがパンクなんだよ!」Ken Bandについて語る。

文字起こし
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どうも、パンク大好きデミさん(@Takenoco0803)です。

今回も、6月5日放送分 J-WAVE『SONAR MUSIC』の横山健出演部分の文字起こしです。

前回に引き続き2回目になってます。今回は「Ken Yokoyamaの今」と題して、ソロになってからのKen Bandを中心に語ってます。

パンクサウンドにラブソングを持ち込んだのがHi-STANDARDで、それで当時随分色々言われたが、俺からしたらお前らのほうがパンクじゃねえよ、自由にやることがパンクなんだ!って言ってたのが非常に印象的でした。

今回も興味深いインタビューになっております。

それではどうぞ。



藤田琢己:昨日に引き続き2日目になりますけど、宜しくお願いします。

横山健:宜しくお願いします。横山です。

F:2日目のテーマは、「Ken Yokoyamaの今」ということで、Ken Bandについても色々お話伺ってみたいなと思ってますが、Ken Yokoyama名義では2004年から、スタート。で、2000年のハイスタの活動休止から、BBQ CHICKENSの活動を経てKen Yokoyama、自身の名前を背負って、始動するということになりましたが、このきっかけ、Ken Yokoyama名義にするのも含めて、どういった経緯があったんですか?

K:えーっと、そうだな。僕2002年にHAWAIIAN6ってバンドの1stアルバムをプロデュースしたんですよ。で、そこで、彼らメロディックパンクを鳴らしてて、ちょうどのその時僕はBBQ CHICKENSっていうすごいハードなバンドをやってた時期で、でも、HAWAIIAN6のプロデュースをやることで、彼らの楽曲の全部を把握して、アレンジにも口出ししたり、なんかそういうことをしてるうちに、あれ、やっぱ俺ってこういったタイプ、って言ったら語弊があるけど、こういったサウンドやるのが一番得意なんじゃないかな、っていう風にね、ちょっと気がついて。それで、でもバンド持ってるわけじゃないから、なんか一人でね、デモテープとかなんかを作り始めたんですよ。それが、2年位かけて1stアルバムに繋がっていったんですよ、って感じかな。

F:いわゆるそうなると、あの時感じた、アコギをこうかき鳴らすようなサウンド、バンドのサウンドの中にもアコギが入ってたりとか、なんかスタート地点がアコギから、ってなると一人でこう、なんとなくこう作っていったって今の話を聞くと、そこから構築されていったっていうのがありありと音源にも出てんですね。

K:まさにそうで、最初は一人でアコギで、ちょっとメロディアスな曲をやろうかなって思ったのが、やっぱり、ちょっとバンドサウンドもほしいなーってなってて、で、最終的には2:1くらいでバンドサウンドのほうが多い。でもね、それをね、ソロ名義で、当時はね、バンドじゃなくてソロのつもりだったんですよ、ソロの1stアルバム。そういうのがあっても面白いかな、って思って。

F:そこからまあ、バンドという形に、我々的にはKen Yokoyamaという名前だけれども、バンドとしての、特にライブとかでは見え方になってきて。メンバーの入れ替わりなどはあっても、Ken Bandっていう、バンドとして我々は音を聴き、ライブに行きっていう感覚でいました。

K:ほんとに1stアルバム出したときにはバンド無かったけど、出すんだったらツアーしたいよね、ってなって、で、ツアーもするんだったら、何ていうか友達のミュージシャンとかに、こう、手軽に、その日手伝ってよって声かけるんじゃなくてバンド組んじゃおう、って思って。それで組んだのがKen Bandで。音源が先、その後にその音源を人前で再生するために組んだのがKen Band、で2ndアルバム以降は完全にバンドとして作ってきてる感じですね。

F:それがこう、世の中的にも、バンド的にも、きっちりとKen Yokoyama名義のKen Bandってものがしっかりとしてきた、ところに、ハイスタが復活、というところもあって、今度は両立を、みたいな流れになって、我々的には見え方としてはいくんですけども。昨年は、Hi-STANDARDとしての活動に重きを置かれてました。ツアーを含めて復活して、そしてさらに新しい音源で、また新しくHi-STANDARDを聴けるっていう感覚で我々は音源を聴いておりましたけども。じゃあ2018年は?と、Ken Bandとの棲み分けってどういうふうに考えてらっしゃるんですか?

K:実はそこがちゃんと、自分でもできてなくて。だから模索中で。僕はね、あんまし、なんていうのかな、特にライブにおいては、ごっちゃにしたくないんですよ。Ken Bandをやる時期はKen Band、Hi-STANDARDをやる時期はHi-STANDARD、にしたい。それはね、一緒にやったらね、僕がね、面白くないから。それが、何となく今まで、年単位で見えてたものが、特に、去年2017年は、Hi-STANDARDの曲作りがあってレコーディングがあってツアーがあってっていう。Ken Bandのツアーしつつも、気持ち的にはHi-STANDARDに注いだ1年だったので。でもそれを、今後、月単位とか週単位とか、わかんないけど、そういう感じで、うまく自分の中で分けていければいいなと。頭ん中では結局いつも2つ走ってるから、それをどう、待ってくれてる人たちとか、観に来てくれてる人たち、聴いてくれてる人たちにどう提示するかっていう、とこの問題だと、自分にとっての問題だと思うんで。まだ模索中だけど、うまくやります!(笑)

F:でもその提示の形が一番バシッと決まって、わかりやすく届いているのがこのスプリットCDなんじゃないのかなって。もう、聴けばわかる、っていう感じで(笑)これをばーって聴いた時に、あ、だからハイスタはあれだし、Ken Yokoyamaはこれだし、NAMBA69はこれなんだな、っていうのが、ほんとにきれいに、時系列的にも作品的にもほんとにうまい形できっちりと腑に落ちるような感覚で、僕は聴いてました。

K:そうなってくれたらいいなーって思って。Hi-STANDARD The Gift Tour終わった直後にみんな何するんだろう、ハイスタ次はいつだろう、って待ってると思うんだけど、そこでぼんってこういった形でそれぞれの活動を一つのパッケージで見せられる、あ、こういうことやってるんだね、で、それぞれこうサウンドが違うのね、そういう風に捉えてもらえたら嬉しいなーって思って。

F:別に曲や曲調やどの曲をどういうふうに入れるかっていう相談を細かくしたんですか?製作中とか。

K:難ちゃんと?いや、それは一切してない。

F:せーの!で持ち寄って?

K:そう。レコーディングの最終作業でマスタリングっていう作業があるんだけど、そこまでお互いの曲知らないっていう。

F:うわー。これ、やっぱり、もちろんハイスタはハイスタとして特別な存在で、ツネさんも含めて3人で作って作っていくものですけども、Ken YokoyamaはKen Yokoyamaで、NAMBA69はNAMBA69で、おそらくこう、色々作って、戦って、勝ち取ってきた歴史が、きっちりこういう形で、ぱっと持ち寄っただけでも、こういうふうに、ちゃんと、形になってるのが(笑)すごいことですよね。

K:意外とね、これ聴いてる人は何のこと話してるかわからないと思うけど、すごく精神的な作品だと思う。それぞれKen Bandもハイスタっていう存在と戦わなきゃいけなかったし、NAMBA69のことを意識せざるを得なかった。で、NAMBA69にも同じことだと思うの。ハイスタと戦わなきゃいけなかったし、健くんがどう出てくるのかっていうのを、すごく意識しなきゃいけなかった。だからものすごくね、ハイスタっていう一つの大きいファクターからは、なんていうのかな、それは避けては通れないものだけど、でも俺達こうしてやるよ、っていうのをそれぞれのバンドが精一杯考えたものがここに詰まってて、ものすごく精神的な作品だと。

F:これあの、さらに、みんなが更に興味を示したもの、これちょっと揚げ足な感じなんですけど、「vs」というところにみんながざわつくというか(笑)面白がっちゃうような部分が(笑)この「vs」の2文字にも出てくると思うんですけど、なぜ「vs」にしたんですか?

K:えっとねー、ほんとはね、僕がタイトルを付けたんだけど、理由は明快に一つで、わかりやすいから。たとえば、Ken Yokoyama、横線引いて、NAMBA69っていうのも考えたけど、それつまんないでしょ?

F:うん、ドライな感じしますね。

K:「vs」のほうが、あいつらファイトするんだ!って(笑)でもね、2バンド合わせて8人、僕と難ちゃん含めて8人いるけど、一番「vs」の意識が希薄なのは僕だと思うの。でも、わかんない、全員が何考えてるか把握してないけど、中には、もしかしたらKen Bandの中にもNAMBA69ぶっ潰してやらあ、って思ってる人いるかもしれないし、NAMBA69の中にも、Ken Bandなんてほんとにぶっ潰してやるよ、って思ってる人いるかもしれない。それはそれで彼らの中で「vs」だし、お客さん同士でそういうことが起こっても面白いし。かと思いきや、ライブに来て、その「vs」ってのはほんとの「vs」じゃないんだっていうね、その、例えば、バチバチの、ネガティブな意味での「vs」ではない、っていうのを理解して帰ってくれる人もいっぱいいるだろうし。まあ、ちょっとした僕の、なんつーのかな、僕の、煽り?(爆笑)

F:楽しく受け取って頂ければいいなと。

K:ぶっ潰してやるよ!(爆笑)

F:一番希薄、って言ったのに(爆笑)じゃあ、ここでですね、その中から、1曲聴いて頂きたいと、思います。

K:じゃあ聴いてください。Ken Yokoyamaで『COME ON,LET’S DO THE POGO

Ken Yokoyama -Come On,Let's Do The Pogo(OFFICIAL VIDEO)


Ken Yokoyama VS NAMBA69



F:POGOダンスっていうのがあったんですね。

K:うん、そう。パンクロックが出始めた時にみんなPOGOダンスっていうのを自然発生的に始めて、で、今見るとすごいみっともないの。

F:そうなんですか?いわゆる形式に則ったものではなく…

K:最終的には形式になってって。形式になってくとクソなんだけど。うん、でも当時の人達はなんか、そうせずにはいられなかったんだろうし、それまでになかったような、へんてこな踊りをして、それがPOGOっていう踊り方で。だから、それを、スカ調の曲で、初期パンって言うんだけど僕たちは昔のパンクのことを、その初期パンの象徴でもあるPOGOダンスのことを、そのスカの曲に、関することで、そこも俺ぐちゃぐちゃにしたかったし。別にPOGOしてほしいわけじゃないの。僕自身は、これソウルシンガーのつもりで歌ってるし、もう何でもいいの。何でもいいのって言ったら聴いてる人困っちゃうけど(笑)これも、あのー、僕なりの煽り?(爆笑)

F:出ました!二日目も出ました(笑)あのー、聴いて自由な気持ちでいること、そもそも、パンクがそういう形式張った、上から抑圧的に何かをされることに対しての反発っていうことを考えると、もっともっとこう自由に聴いてもらって、もっともっと開放されるもので、それが今度形式張ってしまっては元も子もない(笑)みたいなところもありますよね。

K:ほんとそう。だからパンクが反体制を叫ぶなんてのはね、もう戯言で。だって、確かにパンク・ロックというものは野党的なマインドで挑むものだけども、かと言って何でもかんでも、クソがクソがって言ったら、なんだかつまんないでしょ、聴いてる人も。それでパンクマインド、パンクサウンドみたいなのにラブソングを持ち込んだのが僕はHi-STANDARDだと思って。それでずいぶんね、あのー、古いパンクスの人達から、あんなのパンクじゃねえ、とか言われたけど、俺からしたらお前らのほうがパンクじゃねえよ、ってずっと思ってたし。自由にやることがやっぱり、僕はパンクなんだと思う。

F:また聴いてる人が、自分なりの、ものを自由に掴み取って、自分を開放できるように、まさにPOGOダンスが出てきたように、楽しんで頂ければ。

K:そうそう、新しい踊り開発してほしいな(笑)



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